アナログ/デジタル

2017/06/06

iPhoneを手帳として使うために押さえておきたいポイント #手帳 #bungu

 紙の手帳をiPhoneにするといろいろな問題が出てくる。そもそも手帳が担っていた機能を完全にiPhoneに移行するのは可能なのだろうか。結論から言えば不可能ではないが、それだけでは不十分だと思える。反面、iPhoneが紙の手帳より優れている部分もある。以下に説明していこう。
 まず不十分な点。これは収納機能だ。紙の手帳のカバーの内側にはカードや予備の名刺など、薄い紙類を保持できる。そしてiPhoneになったとたん、ここに入っていた紙類が路頭に迷う。とくにカードケースなどにおさまらない割引券とか診察券のようなものがやっかいだ。これには薄型のシステム手帳を併用すると便利だ。
 薄型バインダーにはメモのリフィルも挟んでおこう。とくにiPhoneで通話をしながらメモを取るときには、紙の手帳があるととても便利だ。
 iPhoneが優れている点は、どんなときでも簡単にメモがとれることだ。図形などはさすがに無理だが、ちょっとしたアイデアを文章で記録することはできる。しかもロックしたままで。ホームボタンを長押しして「メモして」と話しかければ、Siriが反応し、音声のメモを取るモードになる。それからマイクのアイコンをタップして話しかければ、iPhoneが音声を認識し記録される。ロックを解除して標準のメモアプリを開けば、保存されたメモが確認できるはずだ。Siriは意外と融通がきき、たとえばいきなり予定を話しかけると標準カレンダーに予定を入れてくれる。

 この2つの機能を、iPhoneユーザーの前で試してみるとたいてい驚かれるところを見るとみんなあまり使いこなしていないのかなとも思う。
 iPhoneは手帳よりも部分的には優れているが、紙のメモ帳を併用すればもっと便利に使える。『iPhone手帳術』を書くにあたっていろいろ試して見た結論がこれだ。iPhoneユーザーの方は、手帳として使う方法をいろいろ試してみるときっと発見があるはずだ。

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2016/09/19

『ふせんの技100』9/20発売です。#bungu #手帳ゆる友 #ふせん

 明日、9月20日に私の新しい本『ふせんの技100』(えい出版社)が発売になります。
 タイトルからもわかるように、今回のテーマはふせんです。
 利用シーンごとにわかれた3つの章は、それぞれ各種ふせんのカタログとしても利用できます。
 また、各種のふせんを分類し、ふせんを活用した“ふせん文具”や、独自のふせん活用法をまとめた本を紹介した“ふせん活用術本”の紹介を読むことで、現在のふせんをめぐる状況がすべてわかります。
 ふせんに関する本は数々ありますが、ふせん各種とその分類、ふせん文具や活用術本を網羅したものは、本書が初めてです。もちろん現時点でネットにもそういうまとまった情報は出ていないはずです。
 ふせんという文具のジャンルが現在どうなっているのか、それを概観できる一冊です。カタログ的に読むこともでき、ジャンルの広がりも実感できる。ぜひご一読ください。よろしくお願いします。
 

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2015/09/15

シャープの新型電子ノートは、パラパラ機能とサムネイル表示、スタンプ機能で、アナログなノートを電子的に再現して独自の境地に。

 登場当初は、一部のガジェット好きから疑問を投げかけられつつも、40~50代の根強いファン層にささえられた電子ノート(シャープ)。
 
 その電子ノートに新型「WG-S30-B/T」が登場した。従来の基本コンセプトはそのままに、以下の新機能を搭載し、独自の境地に至った。
※Bは黒、Tは茶色のモデル。本体色はシルバーで共通。
 今回は発売に先駆けて特別に開発の方に見せていただいた。このエントリーがアップされる頃には情報が解禁され各種メディアで取り上げられていると思う。
 以下に詳細を見ていこう。

○新機能1 スタンプ機能
Photo


 デジタルなノートたる電子ノートの従来機種では、入力には専用スタイラスを利用。方眼やスケジュールなどの各種フォーマットは用意されていたが、定型的なアイコンをなどはなかった。
 新モデルではこれを一新。丸数字や飛行機、ビアジョッキ、手紙などの各種アイコンを用意。パレットから選択して簡単に入力画できるようになった。サイズも大小2種から選べる。

○新機能2 サムネイル
Photo_2


 従来の電子ノートでは、ページ指定をしてジャンプすることで先のページを表示していた。新モデルでは縮小表示を一度に最大9ページほど表示させることができ、ここからノートを選ぶことができる。

○新機能3 パラパラ表示
 これは動画を見ていただいた方がいいだろう。誰もが昔教科書の端の方に書いたパラパラマンガみたいな表示ができる。ノートで言えばページをめくっている感覚だ。そのモードに切り替えてスタイラスでボタンを押さえつづけることでノートをめくるように表示ができる。
 この動画を見てもらえればそれがよくわかるだろう。
 この絵は開発の西宮氏が書いたもので、コピー機能を利用し、コピーをしてから一つのノートをコマに見立てて動きを表現したという。

「densinote.mp4」をダウンロード
 こういうふうにパラパラ表示のための機能としても、またノートをめくるための機能としてもなかなか有用だと感じた。

○カバーが着脱式に
 従来はカバー一体型だった構造を見直し、着脱式とすることでユーザーがカスタマイズできるようになった。

○バックアップとか連携は?
 さて、バックアップやクラウド連携はどうなのだろう。
 結論から言えば、この点は従来通りだ。Wi-FiやBluetooth連携が用意されたわけではない。だがこれは現状のユーザーはどうやら求めていないらしい。

 電子ノートは確かにデジタルガジェットとしてみれば、物足りないと感じる向きはあるかもしれない。だが、現状のユーザーである40~50代の男性にとってはとてもはまった機器だそうだ。
 そして本体側機能としてバックアップとかクラウド連携という要望はどうやらないらしい。たとえば、記録したノートデータをEvernoteにエクスポートすると言った機能も提供はされない。それはどちらかと言えば「現状で提供されているソフトウェア(PCとUSB接続して利用)の側でその部分への対応も可能だと思います」(西宮氏)。

 タブレットやスマートフォンが全盛の時代に、電子のノートたることをめざし、三代目が登場した電子ノート。
 デジタル機器のようなとんがりでもなく、アナログのようなエロスでもない。ちょっとおもしろい存在である。

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2015/07/24

「Pat-mi」に見る、新しいプロダクトの生み出し方

 昨日の「ワールド・ビジネス・サテライト」(テレビ東京系)でもレポートされていた新しい手帳「Pat-mi」。
 「ジブン手帳」で知られる佐久間英彰さんの新しいアイデアの手帳です。
 私は、TV放映に先立つ21日(火)に、特別に佐久間さんに見る機会をいただきました。
 で、一目見てそのアイデアの巧みさに驚きました。
 それがどんなものだったかは、トレたまの動画を見ていただけばと思います。

 本稿の主題は、この新しい工業製品がどのように成り立っているのかについてです。

 機構とアイデアは驚きなのですが、それ以外の部分では実はオーソドックスなんですね。

 まず、一ヶ月と一週間を同時に見られる手帳としては、「モーメントダイアリー」(グリーティング・ライフ)や「ツイン手帳」(学研ステイフル)などがありました。問題をどう解決するかのアプローチは違いますが、手帳の考え方としては以前からあったわけです。

 また、月ごとに分冊にするアイデア。これは既存の手帳にもありました。
 そしてA5版というサイズ。同サイズのノートと併用しやすく、そこが受け入れられやすいと思います。
 また、表紙カバー部分には、コクヨの伝統が生きています。コクヨは帳簿の表紙製造から始まった会社であり、このカバーもそういう作りだからです。

 月間週間を、驚きの機構で同時に見ることを可能にした「Pat-mi」。それ以外はオーソドックスだったり、生産する会社の伝統を生かしたりしています。
 新しいものを生み出し、世の中に伝えていく上で、いろいろな教訓を含んでいるプロダクトだと思います。

10:50 追記
 構造が、電話帳のようだという意見がありました。確かにその通りで、インデックスが重なるように並んだ家庭用電話帳が、昔はありました。
 ただ、そこに日付というデータを載せて手帳にするのは誰も思いつかなかったわけで、そういう意味でも着眼点がすごいと思うわけです。
 念のために言えば、ぱっと見は似ていても構造は違います。その辺も佐久間さんの苦心の結晶というわけです。




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2015/07/15

MDS商談会でお話しさせていただきます。

Mdsjpg

 明日の7/16(木)、MDSの商談会でお話しさせていただきます。
 20分ほどのミニセミナーです。手帳の今までと今後の可能性がテーマです。

 関係者の皆様、どうぞよろしくお願いします。

 ※ 上の写真は本日の様子です。多くの方に来ていただき、立ち見まででていました。

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2015/07/01

Kindle用電子書籍は、スマートフォンやタブレットでも読めます 

 Kindle用電子書籍は、専用端末でなくても読むことができます。
 これは、すでにKindle用書籍を購入したり、あるいは刊行したりしている人ならばよく知っている事だと思いますが、念のためにご紹介。

 Kindle用電子書籍をスマートフォンやタブレットで読むためには専用のアプリをダウンロードします。iOS、Andoroidのそれぞれに対してアプリが提供されています。最近、Windows用のKindleアプリが日本でも提供開始されたようです。

 詳しくは、Amazonのこちらのページをご覧ください。

 ちなみに、私もKindle用書籍を2冊書いています。こちらもよろしくお願いします。



 

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2014/12/03

「続手帳鼎談 手帳術のゆくえ」発売中です #bungu #techo #手帳


 文具王高畑正幸氏、小物王納富康邦氏との手帳鼎談「手帳術のゆくえ」(Kindle版)が発売になりました。前回の「手帳術ってなんだ」につづき、スマートフォンやクラウドツールが普及した現時点における、手帳の可能性を語っています。
 前回に引き続き濃い内容だと思います。
 どうぞよろしくお願いします。私も引き続き、手帳自体や手帳術とともに、手帳の歴史や、ルーツなどについて考察を深め、知識を蓄えたいと考えています。

 どうぞよろしくお願いします。

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2014/12/02

MediaMakerに寄せられたご感想:『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』


 『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』について、少しずついろいろな方々の感想が集まっているようです。

 読んだ本、読みたい本の情報クリッピングサービス「MediaMaker」にもいくつかご感想をいただいています。こちらです。

 著者にとって本がどう読まれるかは選んだりコントロールしたりできないものですが、それでも、現時点('14年12月1日現在)においては、私が書きたかったことは伝わっているように感じています。とくに、「手帳について深く考えたことのない人と、手帳が好きすぎる人が読むと良さげ。」というご意見は、まさにこちらが言いたいことをくみ取ってくださっていると感じました。ありがとうございます。

 この本は、タイトルこそ手帳の基本ですが、いろいろな読み方が出来る本だと思うので、私の考えも含めて随時紹介していくつもりです。

 

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2014/11/27

『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』は読んで書いて使う本です。


 新刊『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』は、使っていただいて初めて真価を発揮する本です。

 すでにお読みいただいた方ならばご存じの通り、本書には理想の手帳に近づくための仕組みがあります。
 すなわち各章を読んで章末のワークシートに記入し、理想の手帳のタイプや使い方、周辺ツールや利用目的に関する情報を確認することができます。
 それをスマホ文具用アプリで撮影し、Evernoteにアップできます。

 そしてEvernote側で、アップされたノートにリマインダーを設定しましょう。
 すると、たとえば3ヶ月後に各ワークシートがポップアップ表示されます。
 これが、手帳を見直すきっかけになります。3ヶ月前に選んだ手帳(第1章)、使い方(第2章)、併用する周辺ツール(第3章)や利用目的(第4章)は、ワークシートを記入した当時とどう変わっているのか、あるいは奏功しているのか、追加・やめたツールはなんなのか。これを見直すきっかけになるのです。

 

 

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2014/11/23

「毎日、文房具」でたかたくさんにご紹介いただきました。:『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』 #bungu #techo #手帳


 毎日の生活に欠かせない文房具を紹介するサイト「毎日、文房具」にて、「西の文具王子」こと、たかたくさんに『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』をご紹介いただきました。
 こちらです。

 この書評のポイントは、ワークシートの重要性についての指摘だと思います。
 たかたくさんは、「スマホ対応しているのでいつでもクラウドで確認することができる優れものです。」と、クラウド対応であることにも触れつつ、

スマホ対応ワークシートは多分みんなやらない。だからこそやる価値がある。

 と表現してくださっています。

 まさに我が意を得たりというレビューです。『~手帳の基本』をすでに呼んでくださった方も、まだお読みになっていない方も是非ともご一読いただければと思います。
 どうぞよろしくお願いします。

 

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