・新リフィル通信

2017/06/05

手帳2018 速報 レイメイ藤井は今年も意欲作続々。または手帳のスマートフォンに対するアドバンテージとは #手帳ゆる友

 5月は都内各地で文具・手帳メーカー各社の2018年手帳発表会が行われました。
 その一つ、レイメイ藤井の発表会では意欲的な各種アイテムが発表されたので報告したいと思います。
○多面手帳の現時点における極北「6ウィンドウダイアリー」
 「モーメントプランナー」(グリーティングライフ)の人気以来、従来の手帳とは異なり、見開きの外側にもう一つ面を設ける独自の綴じ方が注目されています。見開きとは別のひろがりや記入面を設けた手帳が続々と登場しています。
 「6ウィンドウダイアリー」もその一つ。なんと前後のカバーの内側が外に向かって開く構造になっています。カバー内側を合わせるとその名の通り6面ものポケットがあります。
 ここになにをどう入れるのか。
 ノートのカバーとして見てもおもしろいですが、手帳なので進行管理の状況をプリントして入れたり、目標や人生の夢などを書いて入れておくのも便利そうです。これを使いこなせたら、もう相当の手帳上級者といえるのではないでしょうか。
○デュアルリングバインダー
 同社はまた、システム手帳のブランドも擁しています。「Keyword」「Da Vinci」の2つがそれ。後者が保守本流のオーセンティックな高級ブランドであり、前者はエントリー向けのラインです。
 そのKeywordブランドから登場したのがこれ。バイブルサイズのシステム手帳を2つ合体させて、異なる系統のリフィルを収納できます。
 このタイプは実はシステム手帳全盛の'80年代には存在していました。だからこれは一種のリバイバルです。
 ちょっと違うのはその価格とサイズです。3000円台と手ごろなうえ、革ではなく樹脂製なので、バインダー全体が軽くまた比較的薄くなっています。
 システム手帳が高級品であった時代は、遙か昔のこと。綴じ手帳に個性的な製品が登場している現代にあって、システム手帳は存在感が薄くなっています。同時に価格は比較的安くなり、リフィルもまだまだ豊富に選べます。そんな現代には斬新なスタイルで、またユーザーの工夫を引き出すためのしかけとして、このデュアルリングバインダーは構造といい、価格といいかなり衝撃的な存在だといえます。
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○手帳の構造はまだまだ柔軟に進化している。これがスマートフォンに対するアドバンテージ
 拙著『iPhone手帳術』では、iPhone(に代表されるスマートフォン)は、手帳として十分に使える旨のことを書きました。また実際、紙の手帳よりも優れている部分もあります。
 さてでは、紙の手帳の圧倒的なアドバンテージとはなんでしょう。
 答えの一つは、今回紹介した2つの手帳が教えてくれています。
 構造の圧倒的な自由さです。
 現時点におけるスマートフォンは、構造としてはタッチパネルまたは感圧の液晶ディスプレイをUIに使った一枚の板構造になっています。
 これに対して手帳は、どんなサイズのものも、本のように開くことができ、そのことによって記入・閲覧の大きな面積を確保しています。
 また、ここに紹介した2つの手帳のように、カバーやバインダーの構造の中にもっと大きな面を設けることもできます。
 広げて大きな面を確保する。こういうことは、少なくとも現時点のスマートフォンには望めないことです。タブレットとの比較は機会があれば別に延べます。
 手帳は、その構造においてスマートフォンよりも自由であり、それがスマートフォンに対する手帳のアドバンテージの一つである。レイメイ藤井の発表会で見た二つの手帳はそんなことを考えさせてくれました。

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2015/06/06

HIRATAINDER バイブルサイズをメモ帳として使う

 株式会社あたぼうは、スライド手帳の製造販売元として知られています。
 同社が満を持して発売したシステム手帳バインダーが「HIRATAINDER」。当初はA5のみでしたが、最近バイブルサイズが登場しました。Photo_2
↑「HIRATAINDERバイブルサイズ」。鮮やかな青。

 私も最近購入して、メモ用に使おうと考えています。
 このバインダーの特徴は、ポケットもペンホルダーもないシンプルな構造。それゆえに、メモ用のリフィルを挟んで手軽に使うのに向いていると考えたのです。

 HIRATAINDERバイブルサイズに私が入れているのは以下のものです。
 まず横罫6ミリのメモリフィル。クリーム色のものを使っています。
 次に、5ミリ方眼のメモ用紙。以前買ったままストックしていたピンク色のものを使おうと思っています。横罫と違う色にすることで、インデックス用紙なしで方眼ページを開けます。
 これに、下敷き 下敷きのリフィルを入れます。HIRATAINDERと言えども、リングとバインダーの間には段差が生じます。これはシステム手帳のいわば宿命ですが、比較的リング径が小さく、なおかつメモリフィルのみを数枚ずつ入れて使う場合、この段差を解消するための手段が必要だからです。
 そして、ボールペン。これは、ゼブラのサラサ。色は「青」です。サラサには、青系の色が、コバルトブルー、ペールブルー、ブルーブラックなど色々ありますが、最近購入したこの「青」が今は気に入っています。※色の違いについては別途書くつもりです。
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↑横罫のメモリフィル、方眼リフィルをそれぞれ入れたところ。リフィルの色を変えることでインデックスなしでも目的のページを開けるようにしている。ペンホルダーはないが、ペンのクリップ部分をリングにかけて利用。

 現在使っている別のメモ帳(ページが切り取り可能な小型タイプ)を使い終わったらHIRATAINDERバイブルサイズを上記のように使ってみようと思っています。

 ちなみに、同社代表の佐川さんは、私の手帳オフに早い段階から来てくださっていました。
 スライド手帳が大勢の前で初お披露目されたのも私の手帳オフででした。

 

↑株式会社あたぼうの佐川さんが、5人の手帳達人の一人として登場しています。

 

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2012/01/08

能率手帳クレストやハンディピックとの相性が意外といい:「メモパッド方眼」(クリーム) JMAM

 手帳と相性のいいメモ帳の条件は、サイズではないでしょうか。切り取ったときに自分の手帳にピッタリ収まると気持ちがいいし使いやすいです。

 書き心地も無視できません。で、しばらく前まで無印良品の「上質紙 滑らかな書き味のノートパッド」を使っていました。これはA6サイズのものを利用していましたが、今使っている能率手帳クレストと併用すると微妙にサイズが違うのでしっくり来ない感じを持っていました。

 そこで、いろいろさがして見つけたのが、「メモパッド方眼」(クリーム)(日本能率協会マネジメントセンター)。これはもともとシステム手帳と併用するべく作られたもので、切り取るとバイブルサイズのリフィルになるようにできているメモパッドです。そしてこれは、能率手帳クレストと併用しても、違和感のないサイズです。左側には6穴があいた部分があり、この周辺を避けて文字を書くようになりますが、それを気にしなければ、快適に使えます。切り取ったものを挟んで使うのにも便利です。しばらくこれを使ってみようと思っています。

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2010/03/02

エトランジェ・ディ・コスタリカの方眼バイブルサイズリフィル(クリーム)

 方眼のバイブルサイズリフィルでクリーム色のものがないかと思って探していたら見つかったのが表題のリフィル。バイブルサイズのリフィルは、およそ手帳の記入用紙の中にあっては、本当に選択肢が多いけれど、こんなものまであるのには驚きました。

 今日買ってきたばかりで、裏移りとか裏抜けとか、よく使うペンとの相性などはわからないけれど、とりあえず使ってみます。

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2010/03/01

ノートのように二つ折りにできるバインダー:LIHIT LAB. Avanti ツイストリング・ノート

 ツイストリングノートなど、ユニークな発想の製品が人気の文具メーカーLIHIT LAB。

 そのLIHIT LABが発売した Avantiツイストリング・ノートは、ツイストリングノートのバイブルサイズ版というべきモデル。システム手帳のリング部に革テイストの表紙がついたこの製品は、リフィルの着脱も簡単で、綴じノートのように記入面を表にして二つにたたんで記入することもでき、たったままの筆記にも向いています。

 システム手帳のリング部とリフィルだけを組み合わせる使い方は、おそらくシステム手帳ユーザーならば一度は考えつき、そのうちの何パーセントかの人は実践したことがあると思う。そして、LIHIT LABのこの製品は、それを万人に可能にした点に意味があるかと。

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2010/02/07

ライフのノーブルノートシリーズにはバイブルサイズリフィルもあります

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 レトロなデザインとなめらかな書き心地がファンを魅了するライフのノーブルノートシリーズ。この仲間として、バイブルサイズのリフィルも発売されています。

 バリエーションは横罫(6㎜)、無地、方眼の3つ。価格は横罫タイプ(100枚入り)で525円(税込み)。実際に使ってみるとコシがあってしっかりした紙でした。
 万年筆でも、シャープペンでも、また油性インクのボールペンでもなめらかな書き心地でした。落ち着いてじっくり考え事をするときに使いたいリフィルです。


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2009/03/13

お気に入りの横罫リフィルは?

 ずっとストックしていると意外と気がつかないけれど、いつも使っているメモ用リフィルがそろそろなくなるころになると、それが入手しづらくなっていてあわてたりする。

 私にとってはそれが、東急ハンズの横罫リフィル。この新リフィル通信の第一回目でも紹介したけれど、いろいろ使ってみてあらためてその良さがわかった。

 それは、リフィルの色であり、罫線が6ミリ間隔であることであり、なによりお得な100枚入りでありながら価格が抑えられていることだ。
 横罫で、間隔が6ミリのリフィルは、これ以外にも各社から発売されているが、色や万年筆で書いたときの具合の良さは、私にとってはこれが一番よかった。

 問題はこのリフィルが、東急ハンズでしか売っていないことだ。東急ハンズのネット通販でも扱いはないのだそうで、これもまた残念。今度東急ハンズに行ったら買ってこようと思う。
 これを購入したころに近所にあった東急ハンズがなくなったことも、同時に思い出したりして。

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2009/03/12

「メモ帳ノート」5.0㎜方眼 バイブルサイズ (レイメイ藤井 294円)

 今回紹介するのは、いわゆるリフィルサイズのノートです。メモ帳のように綴じられていますが、 切り取るとバイブルサイズのリフィルになります。

 この種の製品は各社から発売されていますが、今回取り上げるDR288は、5㎜方眼のタイプです。リフィルの一枚一枚が薄く、 メモ帳としても厚みをさほど感じさせません。これとペンだけあれば、いつも使っているバインダーがなくてもメモを取るのに困らない。 そんなアイテムです。

 メーカーはレイメイ藤井。Davinciブランドで知られていますが、このリフィルもジャストリフィルサイズの手帳に対応しています。 もちろん普通のバイブルサイズのバインダーに綴じることもできます。

 価格は30枚つづりで294円でした。こういうメモ、1つあるとなにかと便利です。ご参考まで。

 


↑型番が微妙に違いますが、同じ趣旨の製品だと思われます。

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2008/10/12

幻リフィル通信:フロッピーディスク収納リフィル

 発売中の雑誌「DIME」では、有名メーカーと共同でオリジナルシステム手帳バインダーを制作・販売する企画があるようだ。特徴の一つがSDメモリーカード収納ポケットがあること。USBメモリーも収納できるようだ。

 また、KNOXBRAINの新作バインダーにもメモリーカードの収納を想定したポケットがある。思えば、拙著「システム手帳新入門!」で薄型のメモリーカードを手帳に挟もうと提唱したのは2004年だったわけで、それが製品にも反映されてきたととれなくもないが、そういうわけでもなさそうだ。

 というのは、たとえば80年代後半には、フロッピーディスクを収納するためのリフィルがすでに存在していたからだ。収納するのがリフィルか本体かの違いはあれど、パソコン用の記憶媒体をシステム手帳に挟む発想は20年前にすでにあったのだ。

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 というわけで、本日の幻リフィル通信は(←やっと本題ですか)、フロッピーディスク収納リフィル。3.5インチタイプが2枚収納できる。で、よく見ると「maxcell」のロゴが入っている。
 おそろらくこれはフロッピーディスク付属のおまけだったのだろう。昔はシステム手帳はわりとポピュラーな存在だったのだ。

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2008/08/04

ブログのネタをシステム手帳にメモ:「ブログ手帳 種」

 ブログのネタを手帳やメモ帳にメモしている人にうってつけなリフィルがある。それがこの「ブログ手帳 種」。種と書いて“ネタ” とルビが振ってあるこの製品、バイブルサイズのバインダーに綴じて、ブログのネタを記録していくためのものだ。

 基本フォーマットは見開き1週間のスケジュールリフィル的なもので、ベースが方眼になっている。 各日付にはブログ更新のチェック欄もある。また年間計画表とか、「ジャンル」「タイトル」「ブログのテーマ」「対象読者」 などを逐一記していく、ブログ設計シートなどもある。

 単なるスケジュールリフィルかと思いきや、なかなか役立ちそうだ。とくにブログ設計シートは、 普段Blogを何となく更新していると忘れがちなポイントを考えるきっかけになりそうだ。

 このほかにも、アクセスアップのコツ、アクセス解析などに触れた「目標達成サポートシート」が含まれるようだ。ご興味のある方は、 こちらのWebページをご覧ください。

 かなり前のエントリーでも紹介したと思いますが、製品紹介のメーカーWebのURLがわかったのでもういちど取り上げました。

 

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