JMAMの発表会、注目は新登場「NOLTY U365」「NOLTY TOOLS」
日本能率協会マネジメントセンター(以下JMAM)の発表会に行ってきました。
同社は能率手帳の会社として一般には広く知られていますが、人材教育関連事業も行っている会社です。基本的には手帳はそのツールという位置づけです。
そのJMAMの発表会が昨日行われたので簡単にレポートします。
○NOLTY にブランドチェンジ
同社におけるここ数年の最大の出来事は、それまで認知度の高かった「能率手帳」ブランドを「NOLTY」にブランドチェンジしたことでしょう。
この日はブランドチェンジに伴うブランド認知度や出荷冊数の変遷が発表されました。また、昨年の新商品「NOLTY U」が、各種メディアでどのように紹介されたかを、TVとネットの例をあげて紹介されました。
簡単にまとめると、先ず能率手帳自体のブランド認知は高いものでした。ただある種のネガティブなイメージやややコンサバな印象などがあり、手にとってもらうことが結果として少なくなっていたそうです。そのために能率手帳をNOLTYにブランドチェンジ。
複数の量販店でNOLTYブランドの什器を大々的に展開されたそうです。その結果二年目のNOLTYブランドの認知度は一年目にくらべて向上したそうです。
また、20代の購買状況も大幅に改善され、とくに購入層の平均年齢が10歳ほど低くなる4月はじまりの商品については、二倍の伸張率となったそうです。
○新製品「NOLTY U365」は待望のビジネス用一日1ページフォーマット
NOLTYへのブランドチェンジ3年目に投入されるのが、新商品「NOLTY U365」(以下U365と記)。その名からもわかるように、同社にとってはじめての本格的なビジネス用1日1ページタイプの手帳です(※)。月間ブロック+1日フォーマットです。
その特徴はビジネスユースを考えられたレイアウト。以下の3つのポイントです。
1.横方向に配置された時間軸とスケジュールライン
2.予定欄とは別のメモ欄。3.5mmのドット罫線
3.その日が週のどのへんなのかがわかるウィークバー
従来の一日1ページフォーマットの手帳では時間軸は縦方向に配置されていました。また、メモスペースとも明確な区分がありませんでした。それは自由度でもあった反面、区切りのなさが、自由すぎてユーザーが使い方を工夫する必要がありました。
U365では、スケジュール欄とメモを明確に分離し、この問題を解決したわけです。
実際のページを見てみると、先行する同フォーマットとは明確な違いを感じます。
その意味では既存の市場に参入というよりは、新しい市場を作ろうとしているように見えます。あるいは、既存の一日1ページ手帳の利用者のうち、ビジネスユースに便利なものを探しているユーザーの取り込みも想定されているかと思われます。
また、新しい文具の発表もあったのですが別途記事にします。
※1日1ページフォーマット自体は以前も存在
※ 8/20追記
本文中で、ブランドチェンジ2年目となっていましたが、「3年目」の間違いでした。お詫びして訂正します。本文は訂正済みです。
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