知る人ぞ知る店の知る人ぞ知るペンシル・ミュージアム
知る人ぞ知る銀座の小さな文具店「五十音」。
その五十音の店内にオープンしたペンシルミュージアムにあるレアなアイテム群は、かつて文具がどういう人たちに愛されていたのかを今に伝えてくれます。
今や文具はすっかりコモディティ(日用品)です。一部の高級な万年筆などをのぞけば、ほとんどの文具は安価で大量に作られ、誰にでも入手可能です。
ところが50年ぐらい時間をさかのぼると、文房具のあり方が今とはどうやら違っていたらしい。ペンシルミュージアムにある各種アイテムは、今の文具とは違う雰囲気をまとっています。
たとえば、今は万年筆メーカーの消しゴム(!)であったり、今は製菓メーカーとして知られている会社のクレヨンだったり、数十年前の鉛筆削りだったり、女性の手をモチーフにしたイギリスのレタークリップだったり。
実用品でありながら、趣味性も強く、また大量生産やコストといった観点なしに作られているであろうことを伝えてくれます。
それらのアイテムは、店主の宇井野さんが骨董市とかコレクター経由で手に入れたものなのだそうです。また展示しているものは、販売もしているのだとか。
私が行った昨日は、宇井野さんが一つ一つのアイテムを学芸員よろしくじきじきに解説してくださいました(その日は、たまたま和田哲哉さんとたこかべうじさんがいらっしゃって、手帳音頭とかもろもろの話題で盛り上がりました)。
というわけで、一度みれば文房具の趣味としての思いがけない深さにふれられることうけあいです。銀座五十音のペンシル・ミュージアム、是非!入館料は300円です。
※ 写真の左は、文房具モチーフのボタン。右は、文房具各種。それぞれペーパーナイフ(左)、繰り出し式鉛筆(中央)、ファーバーカステルのシャープペン(右)。とくに右のものは、超高級な色鉛筆を作っているメーカーがこんなアイテムも作っていたという点で驚きでした。
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