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2009年9月

2009/09/30

人気の手帳のヒミツは、使い手を選ばないこと

 以前のエントリーでも触れたように、手帳は商機が短いわりに、恐ろしく多種類が提供されている商品ジャンルなわけです。

 で、その中で人気になる製品があります。その一例はほぼ日手帳でしょう。カジュアルなイメージが強く、実際カバーのバリエーションの多さなどは他の手帳の追随を許さないものがあります。

 「あれは仕事には向いていない」と考える人もいるでしょう。しかし実際には仕事で使っている人はいるわけです。そしてほぼ日手帳は、ユーザーの多様な使われ方を許容するような懐の広さ、言い換えれば自由度の高さがあるのではないかと考えます。

 それは方眼であったり、マンスリー+デイリーという予定欄の組み合わせだったり、あるいは文庫サイズという大きさだったり、またはトモエリバーという紙を使っていることなのかもしれません。
 いずれにせよ、これらの特徴一つ一つが、選んでいる人の琴線に触れているからこそ、人気が集まっているわけです。これは、糸井重里というクリエーターの個性を強く打ち出した手帳としては異例のことなのかもしれません。
 そして、そう考えるとビジネスマン向けの手帳は、自分が望む要素さえ満たしていれば、何でもいいのかもしれない。そんな風にすら考えられるわけです。


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2009/09/29

これも皆さんお気づきだと思いますが、手帳状況はBlogで加速している

 表題の件は、Blogを読んだりあるいは自ら書いたりしている人なら気がついていると思う。

 要するに今は、それがどんなテーマであれ、ユーザー視点で発信される情報がとても多く、それが視点のマルチ化と情報の層の厚さにつながっている。
 手帳も例外ではなく、多種多様な手帳とそれぞればらばらな使われ方の紹介が、雑誌や新聞などのメディアを凌駕する形でWeb上に情報を蓄積する結果になっている。特定の手帳と万年筆やそのインクの相性などといった、既存のメディアには手が届かない情報すら、誰かが光を当てているかもしれない。今はそういう時代なのだ。

 ここ数年手帳ブームと呼ばれている現象には、こういう事情も無関係でなはいと思うわけです。

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2009/09/28

手帳とパソコンが似ているということをちょっとだけ深く考えてみる

 表題の件、手帳とパソコンを両方とも使っている人ならなんとなく(はっきりと?)気がついているような気がしますが、ちょっとだけ深く(どっちなんだ?)考えてみました。  まず両方とも何にするかで悩む。手帳ならメーカーや記入欄のタイプ、大きさが、パソコンならOSやCPU、ハードディスク容量、形や用途(ノートかデスクトップか、モバイルか据え置き利用かなど)、拡張性などの各種ポイントから検討する。  次に周辺のアイテム。手帳はメモ帳やペン類、ふせんとかペンホルダーとか、ノートなどをどう組み合わせるか悩む。パソコンならデジタルカメラやICレコーダー、ビデオレコーダー、場合によってはディスプレイやキーボードなどの入出力系をどうするかでこれまた悩む。  そして“ソフトウェア”。手帳の場合は、使いこなし術がそれに相当するのだろう。パソコンはプレインストールされているものに加え、新たにインストールする場合や、Webアプリなどを使うこともあるだろう。  で、これらのお膳立ての上で、いかに活用するのか。その自由度がものすごく広いことも含めて手帳とパソコンは、違う所もたくさんあるけれど似ていると言えるのではないと考えるわけです。



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2009/09/27

手帳の引っ越しのコツってあると思うんですよ

 このBlogをごらんの方で、来年の手帳をもう入手した人もいると思う。そして今回は、表題の件について。

 年の変わり目で手帳を買うとき、それが以前と同じものであれ、まったく新しい手帳であれ、引っ越す必要のある情報が出てくるだろう。パソコンやケータイが普及していなかった時代には、住所録の引っ越しが必要だった。今ならば、仕事をやっていく上で気がついたことや、自らへの戒めの言葉などがそれにあたるだろうか。この辺はパソコンに入力した上でプリントし、テープのりで貼り付けて使うのがいいだろう。
 また、手帳をどう使っていくかに関する覚え書き=手帳術チェックシート(※)も忘れずに引き継ぎたい。

 みなさんの手帳の引っ越しテクニックがあったら教えてください。どうぞよろしくお願いします。

※ 『手帳進化論』(PHPビジネス新書)で提案しました。

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2009/09/26

手帳選び:店に行く前に絞り込もう

 このBlogでも再三取り上げているように、そろそろ雑貨店や文具店の店頭に来年の手帳が並び始めている。そういう店に行くとついついいくつもの手帳を手にとってみてしまうけれど、ちょっとまった。

 店でとっかえひっかえをする前に、まずほしいタイプのイメージ、条件を明確にしておこう。タイプやサイズ、大きさ、記入欄のディテール、六曜の有無、時間軸の長さなど、人によってこれだけは譲れないというポイントがあるはずだ。長年手帳を使ってきたユーザーならば明確に決まったポイントがあるだろう。そして、初めて手帳を選ぶ場合、また手帳を使い始めて数年ぐらいの人の場合は、明確なイメージ・条件を持っていないことが多い。

 そういうときに店頭のムードにつられて、あるいは「売り上げ一位」「累計××万冊突破」「時間が二倍になる」「人生が変わる」などの惹句につられて手帳を買ってしまうと、場合によっては後悔することになる。
 運良くその手帳が自分にぴったりだったら問題はない。面倒なのは、いめーじにつられて買ってもその手帳が自分のライフスタイル似合っていなかった場合だ。その手帳の代金も、その手帳が結局自分に合わなかったと後悔するまでの時間も戻ってこない。

 だから手帳を買いに行く前には、イメージを明確にし、条件を必ず書き出しておこう。その方が手帳選びに間違いはないのだ。

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2009/09/25

月刊ビジネスアスキー特集「手帳の新常識」をよろしくお願いします

 月刊ビジネスアスキーの特集「手帳の新常識」でタイプ別手帳全31冊を紹介しております。
 この特集は、トップに水口和彦氏による時間術講義もあり、盛りだくさんの内容となっております。
 是非ご一読ください。どうぞよろしくお願いします。

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2009/09/24

とはいっても、ついつい手が出ちゃうんですよね。メモ帳

 昨日のエントリーでは、システム手帳の薄型バインダーはメモ帳としても利用できる旨の事を書いた。で、実際仕事のことや思いついたアイデアなどはほとんどすべてこの薄型バインダー内のリフィルに書くようにしている。  そうはいっても、つい手が出てしまうのが文房具だ。最近手を出してしまったのが、『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』でも紹介されていたメモ帳。コクヨS&TのDEMICOUPERだ。  

Rimg0332

よくある5ミリ罫の方眼のメモ帳。特徴は、二分割できるようにミシン目がはいっていること。そして目に優しい水色の罫だ。紙がオフホワイトなので疲れにくい。 惜しむらくは、サークルKサンクスでしか買えないことだろうか。たまたま近所に店舗があったからすぐ手に入れたけれど、買いにくい人もいると思う。  このメモ帳は食卓のテーブルにおいて買い物や家事関連のメモとして使おうと考えている。

※ 10/6追記 商品名について、スペルの間違いをご指摘いただきました。ありがとうございます。修正しました。メーカー並びに商品のファンの方にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

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2009/09/23

自作メモ帳として使うシステム手帳

 表題のこともシステム手帳の大きなメリットだ。
 私は、現在リング径8ミリの薄型バインダーを使っている。そしてここに含まれているのは、スケジュールリフィルもそうだが、各種のメモリフィルだ。
方眼や横罫、各種プランニング用リフィルが入っている。
 これも他の手帳にはない、システム手帳ならのメリットだと思う。テンプレート化された自作リフィルメモを必要なだけ綴じて使うことができるのは、他のメモ帳にはできないことだ。まあ、メモ帳をオーダーする事もできなくはないけれど、複数パターンのメモ用紙を一冊に綴じたものを注文するのは、それなりにコストがかかりそうではある。

 日常的にはもちろん普通のメモ帳も使っているけれど、システム手帳にはメモ帳として利用するのも便利という話でした。

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2009/09/22

初めて使った手帳、なんでしたか?

 手帳を使っている人なら、誰にでも初めて使った一冊があると思う。  それはいったいどんな手帳だっただろう。そしてその手帳を手にしたことで、生活や仕事の上でどんなメリットがあっただろうか。    私が初めて意識して使った手帳は、システム手帳だった。今から20年ぐらい前、クラウゼの金具にこだわって入手したやや安価な革のものだった。今から思えば、その当時はシステム手帳を買うという行為を消費するという意味合いが強買ったのではないかと思う。それでも複数項目のメモを簡単に管理できる便利さは享受していたと思う。  思うに、初めて手に取る道具は、それがどんな種類のものであっても、わくわく感と道の経験を提供してくれる。初めてコンパクトカメラを持ったとき。また初めて免許を取って自動車を運転したときのことを思い出せばそれは実感できると思う。  ひょっとしたら、手帳選びで迷う人は、そういう最初の感動をもう一度とどこかで思っているのかもしれない。


 

 

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2009/09/21

編集者・新聞記者の方へ:手帳に関するコメント・記事承ります

 雑誌編集者や新聞記者の方でこのBlogをごらんになっている方へのおしらせです。
 手帳に関する記事・コメントを承ります。
 私には手帳に関する以下の著書があります。

 ・『システム手帳新入門!』(岩波書店)、『システム手帳の極意』(技術評論社)
 システム手帳の使いこなしを、デジタルツールとの関連も踏まえて解説したはじめての本

手帳進化論―あなただけの「最強の一冊」の選び方・作り方 (PHPビジネス新書)  

 終身雇用制の終焉との関係で手帳ブームを論じた、他の手帳関連書にはない視点を持つ本。類書に記述のない、有名人プロデュースの手帳の意味についても分析。

くらべて選ぶ手帳の図鑑

 前作から一転、43メーカーの164冊の手帳をひたすらレビューした、前代未聞空前絶後の図鑑。ツールとしての手帳の多様性を書籍の形で初めてつまびらかにした本。手帳メーカー各社様からは「とても参考になる」との声をいただいております。

 いずれも特定の手帳や手帳メーカーによらない立場で書いております。経営者や学者など、自分で手帳をつくって販売されている方とはその点が大きく違います。

 以上の著作に加え、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞などにも手帳に関するコメントを発表しています。また、J-WAVEなどのFMラジオへの出演経験もあります。
 さらに、『プレジデント』『ビジネスアスキー』などのビジネスマン向け雑誌に協力・寄稿しております。

 ご連絡は、画面右上の「メール送信」のリンクをクリックするか、またはtategamig@gmail.comまでご連絡ください。
 どうぞよろしくお願いします。

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2009/09/20

ディスカバー・トゥエンティワンの2冊の手帳

 このBlogでは、Amazonアソシエイトのリンクを貼っております。で、このリンクを通じて購入された2冊の手帳があります。

 ひとつは、『ビジネス力養成 小宮一慶手帳2010』

もうひとつは、『小室淑恵のワーク・ライフ・バランス手帳2010』


 有名人プロデュースの手帳がどういう意味を持った存在なのかは、拙著『手帳進化論』でも触れています。で、上記のようにまた選択肢が増えたわけです。
 それにしても、発売元のディスカバー・トゥエンティワンの社名は、このブランドを意識しているのでしょうか。

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2009/09/19

自作リフィル、どんな紙で作ってますか?

 このBlogでも再三とりあげている自作リフィル。
 自作をしているみなさんは、ではどんな紙を使っているだろうか?

 私の場合は、Bindexのクリーム色無地のリフィル(No.455)を使っている。
 色が目に優しいのと、万年筆を使ったときの裏抜け、裏移りのなさなどがその主な理由だ。また、無地リフィルなので、パンチする必要もカットする手間もない。
 自作派のみなさんは、どんな紙をつかっていますか?

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2009/09/18

手帳選びのポイントの1つ:余白にどんなこと書いていますか?

 たとえば、月間ブロックの左側の余白をどう生かすか。週ごとの目標みたいなものを書き込む余白はあるのか。
あるいは、週間バーティカルの時間軸の上下や欄外には何を書くのか。

 手帳選びでキーになるのは意外とこういう部分かもしれない。余白に何を書き、どう活用するか。
 これはけっこう重要かもしれない。
 さて、みなさんは手帳の余白をどんなふうに活用していますか?

↑昨年発売したものですが、スケジュール欄のレイアウトを確認するには役立ちます。
がんがん書き込んで使ってください。

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2009/09/17

2010年の手帳もう買いましたか?

 9月も後半に入りましたが、気がつけば文具店の店頭にはもう来年の手帳が並んでいます。

 どうも手帳が発売される時期は年々早くなっているように感じますが、このBlogをごらんのみなさんは、もう来年の手帳を購入されたでしょうか。
 ちなみに私はもうちょっといろいろ見てから検討しようと思っています。

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2009/09/16

文具リテラシーというものがあるのかも

 今日、ある手帳メーカーの方々とお話ししていて出たキーワード。

 文具リテラシーってのがひょっとしたらあるんじゃないか?
 それはたとえば、マルチペンのリフィルには異メーカー間でも互換性が事実上存在することを知っていたり、同じ5ミリ方眼でも、罫の色はメーカーごとに異なり、書いた印象や好みが人によって違うことなどだろうか。

 あるいは、手帳やノートなどに書いたときの各種ペンの裏抜け、裏うつりを意識することだったりとまあ、それはもういろいろあるわけです。ここに書いたのは私がざっと思いついたことだけで、これ以外にもいろいろなネタがあることはみなさまがご存じの通りです。

 で、この文具リテラシーが皆さん最近どんどん向上してきているのではないか? まあそういうことを思ったりもしたわけです。

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2009/09/15

LIHIT LABのツイストリングノートA5を購入しました

 以前にも紹介したLIHIT LABのツイストリングノートA5版を購入しました。
 それ以前はよくB5のノートを使っていたのですが、どうも面が大きすぎて書きにくい印象を持っていました。

 なので試しにA5のツイストリングノートを手持ちのノートカバーと組み合わせて使ってみます。A4も二つ折りにすれば入るし、システム手帳ほど構えなくてもすむ印象があります。

 これで今回のノート探しは一段落するかな?

↑Amazonの本は定価にかかわらず、今なら送料無料だそうです(マーケットプレイスをのぞく)。

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2009/09/14

ノート選びの基準:決定的なポイントはなにか?

 このところ、ノート術の本が話題になっています。このBlogを見ていただいている皆さんにとって、ノート選びの決定的な基準、これは外せないというポイントはなんでしょうか?

 私自身はかつては罫が6ミリ罫であることを重要視していましたが、今ではそれ以上にルーズリーフであることを望んでいます。大きさに対するこだわりとか、方眼でなければ駄目だとか、人によって様々だと思います。この辺をもしよろしければ教えていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

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2009/09/13

自作リフィルはけっこうニーズがあるようで

 このBlogのアクセス解析を見ていると、よく出てくるのが「自作リフィル」。どうやら、システム手帳をお使いの皆さんは、ネットにアップされている自作リフィルをダウンロードして使いたい方が多いような印象を持っている。

 これらのリフィルは実際どれぐらい使われているのだろうか。ダウンロードして使うと、ずっと使い続けるものなのだろうか。
 自作リフィルのランキングなどがもしあったらとても面白いと思うのだが。

 ちなみに、私の手帳オフにも自作リフィルを作っている方がいらっしゃっいます。その完成度は非常に高く、いつも驚かされます。

 
 

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2009/09/12

誰にでも応用できるアナログツールの使い方:「結果を出す人」はノートに何を書いているのか

 『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』の感想を記しておこうと思います。

 以前から私には一つの持論があります。先日もある編集者の方とその話になったのですが、それは以下のようなことです。

 手帳に何を使うかとか、ノート術とか整理の技術とかは、一つの方法論としてまとめるとその人は達人になる。で、もってそれが、「天然理心流」とか「北辰一刀流」のような、あたかも剣の世界における流派のようになる。

 で、この『「結果を出す人」は~』ですが、これは新たな流派というわけではなさそうです。というよりそれまで多くの人が無意識にやっていたであろうツールの使い分けをベースに、それぞれの使い方をより掘り下げた使い方の提案なのだと言えます。

 本書が提案している使い方とは、ノートは3冊を併用せよというもの。そのうちわけは、1.メモ用ノート 2.母艦ノート 3.スケジュールノート の3つ。1.はいわゆるメモ帳やメモ用紙で、アイデアなどはこれに書き留める。2.は議事録など情報の基地とする。3.はスケジュールのみに利用するというもの。1.~3.それぞれ用の製品紹介もカラー口絵でなされている点は実用的かつ親切だと言えます。

 また、この方法は形を変えて多くの人に応用可能です。この3種の使い分けは、ツールこそ異なれど多くの人がやっている方法だと言えます。だからたとえば、3.はシステム手帳だけれど、1.2.の使い方は応用できるという人もいるでしょう。あるいはそれまで使っていなかった1.のメモ帳をあらたに使おうという読み方でもいいわけです。

 また、ノートの使い方でもA4書類をどうやって張り込むかとか、そのためのツールも実際の商品名を挙げて紹介されています。ノート術に悩まれている方には一読の価値があると思います。

それから、編集者の方、献本ありがとうございました。

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2009/09/11

「超」整理手帳2010年版について寄稿しました。

こちらの記事がそれです。

どうぞご覧ください。よろしくお願いします。

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2009/09/08

ノートもまた“発見”されつつある

 手帳は、発見されたのだと思う。
 おそらく30年ぐらい前までは、手帳と言えば企業から支給される年玉手帳だった。それは黒い革または革風の表紙に金の型押しの社名が入っており、スケジュール欄と住所録、本支店一覧とメモ欄を組み合わせただけのものだった。その後、手帳が自己啓発とか習慣をつけるツールとして見直され、同時に有名人プロデュースの各種手帳が登場することでブームになったことはよく知られているとおりだ。
 つまり手帳は、新しい使い方や役割を与えられ、新たなツールとして“発見”されたのだと言える。

 そして、今またノートも発見されつつある。
 単なる学生用の記録ツールという位置づけから、積極的に活用しそれを使ってある種の成果を出すための道具というふうに、とらえられ方が変わりつつある。そのひとつの例が、


この本である。
また、

 この本もそうだ。前者が学生の事例から、ビジネスマンへの応用を暗に敷衍しようとする意図を持っていたのに対し、『結果を出す人はノートに何を書いているのか』の方は、最初からビジネスマンを対象としている。  そしてこの2冊以外にも、ビジネスマンがノートを活用するための書籍はある。最近では、雑誌の特集にもしばしば登場する。これなども、切り口こそ個性的だがその一例だろう。  文具としてのノートの側にも、ビジネスマンの利用を意識したものが登場しつつある。マルマンのニーモシネなどもそのひとつだろう。  この流れ、果たしてこれからどうなるのか。個人的には書き味のいい、ルーズリーフが登場してほしいと思っている。

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2009/09/07

手帳ってのは恐ろしく種類が多いわけです

 昨年刊行した『手帳の図鑑』では、43メーカーの164冊の手帳を、記入欄のタイプ別に分類、紹介した。

 でもって、あれは各メーカーのラインナップのごく一部でしかない。1社で一種類しか作っていないところもあるけれど、多くのメーカーが各種タイプ、各サイズの実に驚くべき種類の製品ラインナップを持っている。仮に40の会社がそれぞれ20種類の手帳を作っていたとしても、それだけで800種類の手帳画存在することになる。実際には、1社で作っている数はもっと多いから、ざっと1000種類はくだらないだろう。

 つまり手帳を選ぶと言うことは、この1/1000を選ぶことなのだ。そう考えるとなにやら本当に気が遠くなりますね。

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2009/09/06

製品の歴史がわかりラインナップを一覧できる:『マークス ダイアリーブック』登場しています

 登場から今年で10周年を迎えるマークスの手帳ブランド“マークスケジュール”。の本『マークスダイアリーブック』がそれです。
 編集プロダクションを母体に、手帳を独自の美意識で製作してきた同社のダイアリー。その歩みを追うとともに、最新ラインナップを紹介。またスタイリスト、ファッションデザイナーなど11人のユーザーの記入事例を見開きで見られます。そのファンは海外にもいて、今や海外専用のダイアリーもあるそうです。

 ページはオールカラー。同社の製品のファンならずとも楽しめて、文具好きならば持っていたい一冊です。





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2009/09/05

「超」整理手帳2010年版を見ました

 先日とある編集部で、「超」整理手帳2010年版を見ました。いずれサンプルも手に入ると思いますが、一言で言えば“大きく変わった”というところでしょうか。
 これはご担当の方もおっしゃっていたのですが、A4四つ折りのコンセプトやプロポーションが受け入れられないことが多かったのだそうです。
 そして、今回登場したエレファントは、この点で大きく変わっています。A5ベースのノートカバー的なスタイルをとることで、より多くの人に受け入れやすくなっているのではないでしょうか。“普通になった”という見方もあるのでしょうが、それはそれとしていいのではないかと。
 また、その背景にあるのがユーザーの影響力である点も面白いと思います。この件についてはいずれまたどこかで書くと思います。

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2009/09/04

手帳の進化:具体的には・・・

 

以前のエントリーでは手帳は、平成不況によって進化したと書いた。
 さてでは、具体的には何がどう進化したのか。あのエントリーではそこがまったく欠落していたのであらためて考えてみたい。
 たとえば、ふせんを内蔵した綴じ手帳の登場。目標や夢を書く欄を持った手帳。形状の自由さ。色バリエーションの増加などだろうか。
 さらに、これは手帳本体とは別の次元の話だが、ユーザーの使い方も、A4のプリントアウトを挟んだり、マルチペンを併用したりと、いろいろだ。Webスケジューラーやスマートフォンなどと併用するパターンが出てきたのは今の時代ならではだろうか。

 黒一色で、スケジュール欄と社訓と本支店所在地連絡先一覧がすべてだった年玉手帳とはそれは真逆にあるのだと言える。
 あるいは、こんな風にもとらえられるだろう。年玉手帳が減少したことで手帳は初めてビジネスマン向けの商品であることを意識し、その結果ユーザーに育てられたのだと。

↑ 9月4日 19時10分現在 1点在庫があるそうです。読みたい方はお早めに。

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2009/09/03

手帳は一年中売られている?

 手帳を作っているあるメーカーから聞いた話です。
 そのメーカーでは、翌年用の手帳を8月から発売するという。翌年用といってもスケジュール記入欄のスタートによって大きく2種類に分かれる。ひとつはその年の10月始まりのもの。もう一つは12月始まりのもの。

 で、8月から発売しても、12月始まりのものもそれなりに売れるのだそうです。

 このメーカーに限らず、すでに文具店の店頭には2010年版と書かれた手帳が並んでいます。これは大型書店や文具店に限らないように思えます。

 別のメーカーでは、9月始まりの手帳も存在する。これに普通の12月始まりや4月始まりの手帳の発売開始時期を鑑みると、どうやら手帳は売り時に限りがあるにしても、通年商品みたいになりつつあるのかもしれないと思えます。この辺のことは、機会があれば調べてみたいと思っています。


↑Amazonでは入荷待ちですが、楽天ならあるようです。

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2009/09/02

ノート術の本がまた登場

 というわけで、本日また文具の活用術の本が届きました。それがこれ↓。

 発売元は、ナナ・コーポレーション。といえば、お気づきの人もいらっしゃるとおり、『情報は一冊のノートにまとめなさい』(奥野宣之)と同じ出版社だ。  これを近日中にご紹介します。お楽しみに。

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2009/09/01

宅配便伝票の宛先をデジタル化するとっておきの方法

 ものの発送をするときには、宅配便の伝票を書く必要がある。大型の事業所ならば自社の住所は書いてあるだろうが、問題は宛先だ。常日頃やりとりしているような宛先ならばこれも業者が印刷してくれるだろう。実際にはそういうことばかりではない。いや、イレギュラーにやりとりするような相手ばかりではないだろうか。

 そこで思いついたのが次の手。ぺんてるのairpenを使うのだ。このpenはペン先は普通のボールペンだ。先っぽにボールが内蔵されていて複写式の伝票にも普通に記入できる。
 このairpenで伝票に記入し、あとでPCに接続すれば文字の軌跡データを吸い上げられる。変換処理をし、修正をかければ、発送した住所の一覧がデジタルデータとして管理できる。データだからメールに添付して送ることもできる。このやり方、いいんじゃないかなぁ。

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