手帳分冊化の損益分岐点
一冊にまとめるか、分冊にするか。手帳をめぐるこの問いには、万人が納得するような答えはない気がする。
まとめてしまえば、それを携帯するだけですむが、分厚くなる可能性はある。とくにシステム手帳はどんどん厚くなるだろう。あるいは、薄いものをどんどん使っていく手もある。流行の文庫版ノートで何でも管理する方法はこれなのだろうが、手元にない古い分冊の情報をその場で確認することはできない。
かといって、用途別に何冊も使い分けるのも問題なしとしない。なにより、メモしたいときにその用途の手帳がないと言うことになりかねないからだ。
ちなみに私は最近何となく分冊しています。健康記録用とスケジュールと言う程度ですが。
また、システム手帳で、大型のバインダーとリング径の小さな薄型バインダーを併用している形も多いと思われます。
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コメント
通りすがりさん
このやりとりをごらんの方々の中には『手帳進化論』を未読の方もいらっしゃると思うので同書から引用します。
手帳が趣味になると「時間を有効に使うための道具に時間をかける」という一種の倒錯に陥ってしまう。だが果たしてその時間はあるのだろうか。
(『手帳進化論』P108)
おそらく通りすがりさんがおっしゃっていることと私が書いたことはほぼ同じではないかと。『手帳進化論』にはそのことをより詳しく書きました。よろしければ同書をご確認いただければと思います。もし未読でしたらこの機会に是非お読みください。
コメントありがとうございました。
投稿: 館神龍彦 | 2009/08/31 06:25
いえいえ、そういうことを申しているんじゃないんですよ。
そもそも手帳というのは非常にパーソナルなもので、手帳をより良く活用しようとあれこれ工夫するのはそれはそれで楽しいでしょうが、ビジネスパーソンにとっては、考えるべきこと、頭を使うべきはもっと他にあるんじゃないの、ということです。一般人は、館神さんのように、本を書くために手帳を使っているわけではない、ということですよ。
投稿: 通りすがり | 2009/08/30 15:49
通りすがりさん
手帳が手段ではなく目的になる問題は、拙著『システム手帳の極意』『手帳進化論』でも触れております。ただ、分冊化自体はその人の中で明確に目的が分かれていれば問題ないことかなあと思っております。
コメントありがとうございました。
投稿: 館神龍彦 | 2009/08/30 11:05
手帳が手段ではなく目的になってしまってる御仁が多いですよねー ま、人の趣味にとやかく言うのは野暮ってもんですねw
投稿: 通りすがり | 2009/08/28 18:16