手帳とPDAの無視できない違い
先日ある編集者の方と話していたときに出た話題です。
思うに、手帳は相当乱暴に扱っても中身が損傷するようなことはない。机の上に軽くほっぽりなげても、少々濡れても、そこに書かれた文字自体が消えるわけではない。濡れたとしても、水性インクの文字がにじむことはあっても、全てにわたって書かれた痕跡がなくなるわけではない(濡れないに越したことはないけれど)。
PDAやスマートフォンはそうはいかない。「机の上にほっぽりなげるような人はいないのでは?」という想定しうる指摘は、だがこの種のハードウェアが精密機器のたぐいであり、ハードディスクこそ搭載していないものの(ザウルスの一部機種は搭載していたが)、基本的に乱暴に扱うべきでないことをユーザーが認識しているからだ。いや、携帯電話ですら、かつてのGショック携帯などをのぞけば、誰もほっぽったりしないだろう。
ただの紙の集合体か、はたまた精密機器か。この違いは起動が速くてすぐ使えるかどうかとか(PDA、スマートフォン)、切り取って誰かに渡せるとか(手帳)ということよりももっと根本的に扱いの違いを規定しているのだろう。
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