文具が支持される理由は、パソコンの窮屈さにあるのか?
いわゆる文房具ブームというものがあるとして、それがこんなふうにずっと続いているのが意外だとずっと思い続けてきた。
でも、表題のように考えると腑に落ちる感じがする。
確かにパソコンは、型にはまった作業をするのには便利だ。その一方で独特のルールや使い方の決まりがあり、それがうっとうしいときがある。
そこにいくと、たとえばA5の方眼を前にペンを持つと、何でも自由に書いていいように思えてくる。実際には、パソコンでできることの方が幅が広いにもかかわらず、紙と筆記具の組み合わせの方が、シンプルで気楽に扱える。
それに、パソコンだと複数のソフトを立ち上げたり、ついついWebブラウザを立ち上げたりして、気が散ってしまうこともある。
ペンで紙にかく感覚が、開放感のある心地よさを持っているのは、近年のパソコンの普及によるのではないか。操作が煩雑で制約があり、同時に集中力を保ちにくい機械であることが、そういった複雑さを持たない紙に開放感をもたらしている最大の理由なのかもしれないのだ。
| 固定リンク
「アナログ/デジタル」カテゴリの記事
- Yahoo!JapanCREATERSプログラムで文具・手帳・ガジェットやそのイベントを紹介していきます。(2018.12.08)
- 新刊『最新トレンドから導く手帳テクニック100』を書くにあたって考えたこと(2018.10.19)
- 2018年10月、11月のセミナー、イベント予定です。(2018.10.07)
- 『iPhoneスラスラマスター』ComingSoon!(2017.10.03)
- iPhoneを手帳として使うために押さえておきたいポイント #手帳 #bungu(2017.06.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
おなら出ちゃっ太さん
そうなんです。なんというかパソコンにくらべて、その作業に専念できる感覚は確実にありますよね。こうやってコメントを変身しているときも、これは私だけなのかもしれませんが、どうにも落ち着かない感じがあります。他の事もやれとパソコンから暗にせかされているような。まあ、本当はそんなことはないわけですが。コメントありがとうございました。
投稿: 館神龍彦 | 2009/04/22 06:59
これはかなり的を射たご意見かと思います。
確かに手帳やハガキをいじってるときって、なにかこうホッとする感覚がありますね。
投稿: おなら出ちゃっ太 | 2009/04/10 16:58