そして手帳が残った・・・
この数年のブームに限ったことではないけれど、手帳を代替し、いずれは駆逐するものと、90年代初頭ぐらいに思われて登場してきたPDAは、今ではその後継的な存在としてスマートフォンという形で存続していると考えることもできるが、手帳自体は結局なくなるどころか、一億数千万人の人口の日本で、年間8000万冊から一億冊程度の市場を持つ商品になって今日に至る。
PDAが年間これと同じ程度の市場規模になったことはない。もっとも、携帯電話はこの数に肉薄しており、また、携帯電話に使われている技術の多くはPDA発のものだと考えれば、見方を変えなければならないのかもしれないのだが。
ともあれ、手帳はPDAよりも安価ではあり、1年程度で買い換えるものであり、その機能も単純なものでありながら、PDAとは比較にならない歴史と普及率と市場規模を持っている。また、バリエーションにおいても手帳とは比較にならないほど多彩だ。まあこの辺もPDAやスマートフォンが最先端技術で作られており、メーカーの数も手帳メーカーのそれと比較してかなり少ないことを考えれば、比較自体が残酷だともいえるが。
ともあれ、PDAに数々の留保はついても、手帳の、物自体としての市場規模や息の長さをどう捕らえるかは、もう少しじっくり考えたいと思っている。
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