周辺機器はWebの周辺ハードウェアになっているのか
周辺機器とは、もともとはパソコンの周辺にある機器という意味だったはずだ。そしてとくにここ数年、その意味が変わっているように思える。表題のように、Web上にあるサービスを利用する、“Webの周辺の機器”という意味になっているのではないだろうか。
何らかの形でWebと関わるような周辺機器が増えているように思う。自宅に設置し、Web経由でアクセスできるハードディスクなどは、まだ従来の周辺機器のイメージの延長線上にある。だが、動画をYouTubeにアップしやすいビデオカメラなどは、パソコンのローカルにファイルをコピー、編集する従来のあり方とは、想定されている使われ方が違う。
また、かつての周辺にとっての中心だったはずの、パソコンもEeePC1000HEのように10GBの無料Webストレージの利用をうたうものもある。これは、ネットブックなどの登場により全体として低価格化が進むパソコンにとっての新しい付加価値なのだろうが、同時にWebストレージがそれだけ認知浸透していることの反映でもある。
かつてパソコンの周辺にあった周辺機器は、さらに周辺に押しやられ、かつて中心にあったはずのパソコンも、その位置≒地位をWebという存在に譲りつつある。そんな気すらするのだ。
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