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2009/01/19

2冊の自作(綴じ)手帳は、いかにして作られたのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1/17の手帳オフで誰もが驚いたのが、 自分専用の手帳を自作している人が二人もきてくださったことだろう。 しかも持参された手帳はいずれも完成度が恐ろしく高く、 市販されていても不思議ではないレベルだった。この日はモチベーション・ シートで有名な岡崎太郎氏もきてくださっていた。岡崎氏の手帳もある意味では自作の延長線上にあるものであり、 そのスタンスから貴重な体験談・意見をいただけた。

 ただ、ビジネス以前の段階にあるものとしてお二人の手帳はあまりにもハイクオリティだった。やはりお二人とも、 デザインの覚えがあり、いずれもデザイン用のソフトウェアを駆使して作ったものだそうだ。

 表紙の色は偶然にもお二人ともオレンジ色だった。写真ではわかりにくいが、その色合いと表紙の素材は微妙に異なる。

 お二人ともデザインはパソコンを使ったそうだが、そのあとの制作方法は異なる。お一方は印刷所に入稿して制作していた。 もうひとかたは、自ら縫って表紙をつけていた。

 お二人に手帳の自作が可能だったのは、デザインセンスもあるだろうが、やはりパソコンの存在が不可欠ではないだろうか。これは、 スペックが貧弱だったり、ハードディスク容量、メモリー容量が少なかった十数年前にはあり得なかった現象ではないかと思う。

 最近私がしきりに唱えている“神社系”の手帳は、言わば有名人による「市販された自作手帳」であることは、「ビジネスアスキー」 誌や、NIKKEINETの取材などで以前にも述べた。 また、その考えのもとになったことがらは、「手帳進化論」に書いたとおりだ。だが、先日の手帳オフで拝見したこれらの手帳は、 市井の人々の手による物であり、神社的な御利益とは無縁のところで存在・成立している。

 その一方で、持ち主の見ている世界の反映という手帳の要素はきっちり満たしていた。 手帳がその所属する共同体の価値観を体現するものだとする、以前からの私の考えを敷衍して言えば、パソコンの普及と高性能化によって、 かつては会社や学校など、特定の価値観を共有しある程度の規模の団体しか制作できなかった手帳というものが、 個人によって作成できるようになったと言うことだろうか。

 これらは市販の普通の手帳や、有名人の手帳とは、種類でも発行部数でも比べるべくもない。しかし、わずかながらではあっても、 増えつつあると捉えて、手帳とは何かをもういちどかんがえることは意味のないことではないと思うのだ。

 最後に、もう一言。1/17に参加された方々は非常に運がよかったと思います。手帳を自作されている方が、二人もいらっしゃって、 それぞれの手帳を見られる機会は本当に奇跡のような確率だと思うからです。あとは、 リフィルを自作されている方のおはなしをうかがう時間をもう少し持てたらなと、この辺は反省をしております。 また、 このBlogの手帳オフでは、利用している手帳のタイプを限定していません。 だからこそ自作の手帳をお作りの方にもきていただけたのではないかと考えています。 参加してくださったみなさま、ありがとうございました。 改めてお礼申し上げます。

 

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コメント

特命鬼謀さん
 自作の手帳は、一定のニーズはあると思うんですが、実際に見るとすごく作り込まれているので、一般向けの手帳とは市場が違うのではないかと思いました。
コメントありがとうございました。

投稿: 館神龍彦 | 2009/01/27 18:27

文房具関係の月刊誌ってあったかな?
あれば雑誌の企画で自作の手帳のコンテストをやり、いくつかノミネートをして反響があったものを製品化すれば手帳も進化していく気がするのだが。。。
P.S.システム手帳のリフィルを製本するようなケースならプロでなくともできるのかもしれないが、0から作ると紙の質の問題からあるからねぇ~

投稿: 特命鬼謀 | 2009/01/22 12:08

おなら出ちゃっ太さん

 そうなんです。綴じ手帳の自作は実際に見ると度肝を抜かれますよ。完成度を見てびっくり。それが市販のモノでないことを知って二度びっくりです。
 自作リフィルをお作りの方もそうですが、やはり設計や建築、デザインなどをやれている方が多いかなという印象を持っています。
 コメントありがとうございました。

投稿: 館神龍彦 | 2009/01/21 20:40

システム手帳のリフィルならともかく、綴じ手帳の自作はすごいですね。
オイラも考えたことがありますが、製本技術がないなーとあきらめてました。
考えてみたら、製本段階以前に各ページのデザインができませんよね。σ(^^;

投稿: おなら出ちゃっ太 | 2009/01/21 13:33

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