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2008/06/07

Windowsにおけるショートカットの発見

 MS-DOSの時代には、マウスは標準のインターフェースではなかった。ファイル一覧ですら、 コマンドプロンプトから入力して表示させていた。 一部のソフトはマウスに対応していたし、 MS-DOS自体もバージョンが5.0になってからはマウスが利用できるシェル的なインターフェースを装備していたと記憶しているが、 それでも当時のパソコンユーザーには、キーボードを使った操作はごく一般的なものだった(※)。  

 Windowsには、MacOSの影響を受けてGUIを取り入れたという経緯はあっても、 同時にMS-DOSの後継OSという側面もあり、キーボードでほとんどの操作ができるようになっている。パソコン利用歴の長いユーザーや、 パソコン中上級者ならばそれはよく知っているはずだ。 私もWebブラウズ以外は極力キーボードで操作している。  とくにエディターで文書入力するときは、マウスはほとんど使わない。  

 ショートカットを多用しマウスを使わないメリットは、「パソコンでムダに忙しくならない50の方法」でも書いた。だから 「たった3秒のパソコン術」(中山真敬 三笠書房)というWindowsのショートカットを紹介した本が話題になっていることは、 意外であったと同時に腑に落ちた感じがある。  ビジネスだろうと家庭だろうと、パソコンを使うユーザーには、 マウスでほとんどの操作をするようなやり方にどこか隔靴掻痒な印象を持っており、 ショートカットはその解消にはうってつけの手段であることを、多くの人が認識しつつあると言うことなのだろう。

 換言すれば、 Windowsにおいてショートカットが発見されたということでもある。

 前述の本を読んで、ショートカットでの操作を体験した人は、知らず知らずのうちに、 MS-DOS時代のパソコン操作を疑似体験しているというわけだ。

※ とはいっても実際にファイル一覧を見るときは、フリーウェアのファイラーを使う例が多かった。筆者はそうしていた。

 

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コメント

本文の補足です。

MS-DOS時代の操作を疑似体験というのはちょっと言い過ぎかもしれません。たとえばAlt+Tabでアプリケーションを切り替えるとか、Alt+F4でウィンドウを閉じるとか、こういう操作はWindows以降のものですからね。

投稿: 館神龍彦 | 2008/06/09 18:48

おなら出ちゃっ太さん、コメントとトラックバックありがとうございます。
 そうなんですよ。Windowsユーザーと言えども、みんながみんなマウスを便利だと思って使っているわけではないと思います。確かに「甘いエサ」なのかもしれませんが、それに飛びつくぐらいには何とかしたいと思っていたのだと思います。
 それから3秒は、実はちょうどいい時間かもしれません。おそらく編集者はそこまで意識してないと思いますが、マウス操作に慣れたユーザーがキーボードショートカットで操作するときの体感時間はちょうどこれぐらいではないかと。
いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

投稿: 館神龍彦 | 2008/06/09 18:47

この視点には驚きました。オイラなんてこの本(たった3秒)に対して批判的なエントリばかり書いていたのですが、まったく逆の見方に感服しました。
パソコンはマウスで操作するもの、と思いこんでいるユーザーへの啓蒙と考えれば功績は大きいのですね。
そのためには、「たった3秒」とか「仕事が速い」という甘いエサも必要なワケで。
それにしても「3秒」はかかりすぎだと思いませんか?
(^^;

投稿: おなら出ちゃっ太 | 2008/06/09 16:42

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三笠書房の知的生きかた文庫より。 前にもエントリを書いたのですが、けっこう話題になっている本みたいです。書店などでも平台に置かれているのを見かけます。 パソコン操作法の本がこんなに売れるという背景にはやはり、「読むだけで別人! さらに「仕事が速い自分」「頭の回転が速い自分」」などの煽り文句の効果があるのでしょう。それだけ、という気もしますが。... [続きを読む]

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