成功本のエッセンスは、「十三の徳目」にある
最近の「夢をかなえるゾウ」に至るまで、成功本と言われるジャンルの本は、今や花盛りの感がある。 そしてこれらの本で語られることのエッセンスは、実は、ベンジャミン・フランクリンの「十三の徳目」にあるように思えてならない。
政治家、発明家、科学者としても業績を残し、もっとも有名なアメリカ人の一人であるベンジャミン・フランクリン。彼が残した 「十三の徳目」は、道徳的に成熟するための原理原則とその説明をコンパクトにまとめて、実践しやすいようにしたものだ。
たとえば、1.節制には、「頭が鈍るほど食べないこと。酔って浮かれだすほど飲まないこと」とある。(「フランクリン自伝」 中公クラシックス 渡邊利雄訳)
これって、あのガネーシャも言っていた“腹八分目”ということじゃなかろうか。そのほか、「10.清潔」は、 掃除をすれば幸せになれるととく一連の掃除の本を思い出させる。
成功本というジャンルは、ひょっとしたらこの十三の徳目を解釈し直しているだけなのかも?
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