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2008/05/06

常時接続モバイル

 ウィルコムのD4の本質は、表題のことではないだろうか。

 モバイルPCや、PDAには、10年ぐらい前の時点でも通信手段の装備は常に意識されていたように思う。 私がかつて使っていたPDAの例で言えば、ザウルス(MI-110M)にも、シグマリオンにも、モバイルギア(MC-R530)にも、 CFカードスロットがありPHSのデータ通信カードを装備できるようになっていた。これらPDAの時代には、 モバイルツールの役目は主にメールの送受信だった。インターネットが今ほど普及しておらず、 WebやWeb上の各種ツールなども発達していなかったこともあり、メールのやりとりと添付ファイルの確認、 それに簡単な編集ができればそれでよかったからだ。また、当時は固定電話の回線を利用した通信の速度もさほど速くなかった。

 ところが、デスクトップPCでのインターネット常時接続が当たり前になり、それにともなってWebに多くの役割が求められ、 コンテンツのリッチ化が求められると、モバイルPCでも次第に同じことができることが求められるようになってくる。 CPUとかハードディスク容量、メモリーなどの点では、D4以前のモバイルPCも十分実現していた。その核になったのは、消費電力を抑え、 無線通信機能を搭載したインテル® Centrino® プロセッサー・テクノロジーだったりする。

 ただ、民生用として、無線LAN以外の通信手段を標準で搭載するモデルはあまりメジャーではなかった。 無線LANが使えない場所でも、アプリケーションの点でも操作性の点でも表示解像度こそ低いが、完全にデスクトップPCと同じ(※1) Windows環境で、無線LANとPHSを使い分けることで、常に通信ができるD4の意義は、 常時接続できるモバイルPCであることなのだろう。

※1 WindowsMobileも、Word、 Excelなどのオフィスソフトのファイルは開けるが、編集の自由度が低かったり、スマートフォンクラスの液晶ディスプレイでは一覧性が低いなどのデメリットも。また、 利用できるソフトウェアの互換性の問題もある。一例を挙げると私の利用する一太郎2008には、WindowsMobile版は存在しない。おそらくごく一部のフリーウェアをのぞけばその辺の事情はさほど違わないだろう。これはかつてWindowsCE機を使っていたときの悩みでもあった。 そういえば、NECのモバイルギア(WindowsMobileの前身ともいうべきWindowsCEを搭載)には、解像度が高い、 まるでノートPCみたいなプロポーションのモデルもあったなぁ。このページのMC-R700のシリーズがそうですね。

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