デジタルはペンを羨望する
デジタルはペンを羨望し続けている。
最近の例で言えば、WindowsXPには、タブレットPCがあった。ペンデバイスを標準装備し、 液晶ディスプレイにペンで書くとデジタルデータに(認識されればテキストに)なった。
そもそもPDAというカテゴリーの始祖たるNewton(1993年 アップル・コンピュータ)は、 ペンを入力デバイスとして採用していた。このジャンルのものとしては、Newtonにつづく存在である、 PalmOS採用の各種機器もその点は同様だった。 さらに、TRONOSの一種であるBTRONを搭載した「Tipo」 もペンデバイスは装備していた。以上の機器は、キーボードを装備しないため、それ以外の入力装置が必要だった。 ペンの採用はいわば必然だったといえる。
キーボードを標準装備したモバイルギア(NEC)やシグマリオン(NTTドコモ)にも、ペンは付属していた。 キーボードとペンを両方装備するスタイルは、最近のザウルス※(シャープ)や、スマートフォンたるW-zero3(ウィルコム) にまで引き継がれている。
※もともとザウルスはキーボードがないスタイルから出発しているが。 ルーツをさらにたどると簡易的なキーボードの電子手帳に行き着く。
PDAやスマートフォンにおいて、小型であってもキーボードが強く要望されており、 その結果として最近のスマートフォンのほとんどにはキーボードが装備されている。現状では、 おそらくディスプレイ上のアイコンをポイントしたり、手書き文字入力につかわれていることは簡単に想像できるのだが。 何か新しい用途を見つけたり、その逆に、出自のひとつとしてのPDAの名残として残るだけになる可能性もある。 こういう状況でスマートフォンにとってのペンがこれからどうなっていくのかには興味が尽きない。
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