アナログの速さ、デジタルの速さ
アナログとデジタルにはそれぞれ異なった種類の速さが備わっている。文章や図をかくことを例に考えてみよう。
アナログの速さとは、ひとえにすぐに書き始められることだろう。紙(ノート、レポート用紙など)とペンさえあれば、 すぐに書き始められる。
デジタルの場合、この部分が遅いことがある。まず、パソコンやPDA/スマートフォンなどを起動しなければならない。 これには多少時間がかかる。次に、目的別にソフトを起動する必要がある。文章を書くにもまず、 エディターやワープロソフトなどの起動が必要だ。絵や図解ならば、ペイントソフトやドローソフトの起動が必要だ。 そしてこれら絵や図を書くためのソフトは、紙にペンで書くようにするすると書けるわけではない。丸ひとつ書くのにも、ツールバーから「○」 を選び、位置を決めてから、マウスで指定する。この連続だ。
ただ、伝達や編集には、デジタルは速い。メールに添付して送れば原理的にはすぐに相手のメールサーバーに到着する。 Skypeなどのメッセンジャーソフトならば、本当にすぐに相手に届く。これがアナログだと、まず紙をスキャンして保存し、 それからメールに添付することになる。またスキャンしたものは編集性に乏しい。PDF形式ならば本文にコメントを付けることもできるが、 本文そのものの編集には至らない。
アナログとデジタルにはこのように、それぞれ異なった種類の速さが備わっている。うまく使い分けたい。
※アナログとデジタルは、これ以外にもいろいろな違いがある。それはまた別の機会に考えたい。
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