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2007/02/12

「リフィル作成術コツのコツ」その2

昨日の記事の続きです)

 この当時のシステム手帳専門誌「リフィル通信」の恒例企画のひとつに、「PleaseCopy」 と欄外に記されたオリジナルのリフィルフォーマットがあった。この企画はこの書籍にも登場する。そこからわかるのは、 当時と今のデータの管理に関する考え方の違いだ。

 書籍の口絵に用意されたオリジナルリフィルは、「プロジェクト管理」や「一日一様ダイヤリー」などに加え、「ビデオカード」がある。 前者は、録画したビデオの内容、テープの規格(VHSかβか)、録画モード(音声はステレオかモノラルかetc)などのスペックと、 再生時のカウンター、それに内容に関するメモを記入するようになっている。名人の手になるものだけあり、さすがに細かくよく考えられている。

 このリフィルからわかるのは、当時のシステム手帳のリフィルは情報カードの一種と捉えられていたことだ。このビデオカードなどは、 いわば図書館の蔵書カードの考え方を、ビデオテープに適用したものだと言える。

 現在では、ビデオテープは、動画の保存手段としてはややマイナーなものになりつつある。 またDVDレコーダーやパソコンのハードディスク上にファイルとして存在するケースもある。だからこの種のリフィルには出番はないだろう。

 動画のデータが物理的な形を持って存在しており、インデックスをつけて管理する必要があった。「リフィル作成コツのコツ」 という本の巻頭にあるこのリフィルからは、そんなことがわかるのだ。

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