Voice Trec V-20 その3(完結)
今回は完結編である。Voice Trec V-20が優れている
のは、録音したデータが、ハードウェアとしての質量をほぼ持たないデジタルデータであり、
それゆえ、次のような利点を持っていることだ。 1.ファイルとしてメールへの添付やハードディスクへのコピーなどが可能。
2.WMA形式のファイルなので、 Windowsパソコンでの再生が可能。
3.ファイルの再生周波数や再生スピードなどをパソコン側で自由に操作できる。
たとえば、カセットテレコの場合、録音したデータ(カセットテープ)はあくまでカセットテープである。 テレコがなければ再生できない。だが、Voice Trec V-20では、データとしてハードウェア本体から切り離すことができ、 デジタルデータのメリットを享受できる。
また、WindowsMediaPlayerには、再生スピードの変更、再生時の周波数帯域の編集などの機能がある。 これによってたとえば、ゆっくり聞いたり早く聞いたり、ノイズを含む特定の周波数帯域のレベルをゼロにして、 聞きやすくすると言ったことができる。
「頑張る日本の文房具」の取材では、工作機械が稼働する工場で話を聞くこともあった。そのときに収録された音声も、 WindowsMediaPlayerの上述の機能を使うことで、より聞き取りやすくなった。 かつては高価なオーディオセットにしかついていなかったグラフィックイコライザーと同等の機能を、Voice Trec V-20と10万円強のパソコンの組み合わせが実現しているのだ。
録音したデータをファイルとして扱うことができ、再生スピードも自在に変えら れ、 再生周波数帯域も編集できる。 Voice Trec V-20は、Windowsパソコンにとって、 音声ファイルの収集を目的とした手足とも言える存在なのではないだろうか。 ICレコーダーとWindowsパソコンの組み合わせが可能にするのはこういう世界なのだ。
↓同シリーズの最新機種のひとつ Voice-TrekV51
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