紙のデータベースの時代
ブーム当時のシステム手帳の本を見ると、こんな記述がある。曰く「ファイロファクスは驚くべき数のリフィルをそろえていて、リフィルを基準にして何でも記録できるシステムが作られている」。たとえばそれは顧客管理簿であり、従業員のプロフィール記録であるわけだ。
現代ではこの種のリフィルはほぼ必要ないと言える。こういうデータベース的なものは、完全にコンピューターの管轄になってしまったからだ。ハードディスクに蓄積され、ネットワークで共有されることで、これらのデータは、一個人が持っていた時代とはくらべものにならないほどの可能性を生み出している。
さらに言えば、近年のネットワークインフラの発達によって、デジタルデータはユビキタス性を手に入れた。見る場所を問わずにデータが閲覧できる。これは紙ベースの情報蓄積ではなしえなかった特性である。
ただ、蓄積したものの流出に対する懸念は昔からあり、それがようやく個人情報保護法という形で定着しつつあるわけだが。
ともあれ、紙のカードのデータベースに情報を蓄積する時代は、すでに終わっている。そういう現代においてのシステム手帳の役割を、私はこのblogを通じてひきつづき考えていこうと思う。
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