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2005年6月

2005/06/30

3冊の偶然

 『創る 使う 変わる3KM手帳革命』 『ハッピーマップを作ろう』 『一冊の手帳で夢はかならずかなう』。この三冊の本の内容は、以下の点で共通しているところがある。つまり、
・未来のビジョンを持ち
・それを紙に書き、
・繰り返し眺め
・将来への指針として利用する
ということだ。ビジュアル化するか否か、手帳かマップかなど、細部の違いはあるが、大筋では共通している。
 筆者は、どの本がどれをパクった、などとつまらないことを言いたいのではない。念のために記せば、それぞれの初版発行年月日は、『3KM手帳革命』は2004年3月3日、『一冊の手帳で~』は2004年3月22日、『ハッピーマップ~』は2004年4月15日だ。偶然と言うには恐ろしく短期間に集中している。どれかがどれかを模倣したというのには驚くほど間隔が開いていない。

 そうではなく、同じ時期に似た内容の本が同時に3冊登場したことをどう説明すればいいのかの答えがほしいのだ。 『システム手帳新入門!』に記したように、この種の本の先駆としては、『夢をかなえる人の手帳術』や中山庸子氏の一連の著作などがある。だが、それは昨年4月前後に3冊がそろったことまでを完璧に説明するものではない。

 そこでふっと頭によぎったのが、“シンクロニシティ”とか“ユング心理学”などだ。この辺のキーワードを使って上記の事柄を説明できる人がいたら教えてほしい。いや、筆者も何となくは考えているのだが・・・。

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2005/06/29

新リフィル通信 その2 

 前回のエントリーで紹介した薄型バインダーと併用すると便利なのがペンホルダーリフィル。中でも今回紹介する 「ペンホルダー(ミディアム)」(ASHFORD No.0341 210円)は、なかなかよく作られている。 PICT0017  筆者は10年以上前に大手メーカー製のこの種のリフィルを使っていたことがある。 だが使っていくうちに、困ったことが出てきた。プラスチック製だったためか、ペンを保持する筒の部分が黄色く変色し、 部分的に亀裂が入ってしまったのだ。そのまま使えば壊れることは目に見えていたのでやむなく使用を中止した。 ペンの保持部の丸い外周には、折り目は入っていなかった。そのためペンを取り出した、何も入っていない状態の時に、 上から力が加わると不自然な折り目が入ってしまったのだろう。材質自体もやや固めのプラスチックだったため、 亀裂が入ったのだと思う。  今回紹介するASHFORDの製品は、 プラスチック製のペンホルダーにありがちなこの問題を以下のような方法で解決している。まず、 ペンの保持部に柔らかい素材を使っていること。次にペンを抜いたときにきちんとたためるように、 最初から折り目が入っていることだ。こうすることで、ペンを抜いた状態で上から圧力がかかっても、 折り目に沿って自然に平らな状態になる。右手にペンをもって右ページに書いているときにもじゃまにならない。 また、 ペンの保持部が外側にやや斜めになっている。円錐を逆さにして上端と下端を切り取り、 左側部分をリフィル部に垂直に取り付けたようになっているのだ。PICT0018  古いタイプのペンホルダーは、ここが単純な筒の形になっていて、 ペンを取り出すときに上方に垂直に持ち上げるべく注意しなければならない。だが、ASHFORDのこのタイプは、 外側に斜めになっているため、ペンを自然に取り出せるのだ。  このペンホルダーの工夫は、ちょっとした点だ。 だがその細かな工夫が、使い勝手を大きく改善しているのである。

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2005/06/28

サテライトノートのすすめ

 薄型のメモ帳としてのシステム手帳を考えてみよう。
 筆者は、寝室や台所など、家のあちこちにメモ帳を置いている。スケジュール管理などをするメインのシステム手帳以外に、リフィルタイプのメモ帳を複数使っているのだ。
 その一つは、以前紹介したコクヨのリフィル型フィラーノートである。そしてもう一つが、今回紹介するタイプだ。その役割は、普段のアイデアのメモ、それに旅行用だ。

 これは、かつて無印良品で扱っていたナイロン製の薄型バインダーだ。PIC_0023
このバインダー、メモ帳としてはとても使い勝手がいい。その理由は、2つある。
 一番目の理由は、ペンを同時に保持できること。ここにはペンフォルダーリフィルも綴じてあり、必ずペンをさしてある。PIC_0021
ふつうのメモ帳だと、ペンは意識しない限り必ず一緒にあることはない。それがロディアだろうと、モールスキンだろうとペンを常に保持しておけるようなオプションはないだろう。だが、システム手帳のバインダーならば、ペンホルダーリフィルさえ綴じておけば、ペンと紙が常に一緒に置いておける。メモ術の本を読むと、「いつもメモをとれ」「思いついたら書け」と書いてある。それが実行できる条件がこの組み合わせにはあるのだ。
 もう一つは、リフィルが綴じてあることだ。ここに書いたメモは、いずれはメインのバインダーに移される。そこでさらにアイデアとして練り上げられ形になっていくわけだ。ふつうのメモ帳だと、システム手帳に綴じるにはパンチで穴を開けないといけない。最初からリフィルならばその手間はいらないわけだ。

 この薄型バインダーは、旅行の時にも活躍する。旅行には数日間のスケジュールがわかればいい。つまり数日分のデイリーリフィルとメモリフィルをここにはさんで出かけるわけだ。仕事を忘れて遊ぶのだから、マンスリーとかウィークリーのリフィルはむしろいらない。デイリーのリフィルは旅行の予定を記すのにも便利だ。なにより、ショルダーバッグに入れてもかさばらないしすぐに参照できるのがいい。また、内側のポケットに折りたたんだ書類や紙類・カード類をはさめば、きちんと保持できるのもいい。

 システム手帳というとどうしても分厚いものを連想してしまう。だが、この種のサテライトノートを併用すると、メインの手帳がより便利に使える。筆者が使っているものはもう入手できないようだが、リング径の小さな安価なバインダーは簡単に手にはいるはずだ。薄型ながらペンがいつでも取り出せて、リフィルも使える。また紙類、カード類の保持も出来る。薄型バインダーは、リング径の大きなバインダーに勝るとも劣らず便利である。
 ちなみに筆者はここにポストイットもはさんである。仕事や予定、やりたいことなどタスクを思いついたらポストイットに記入し、すぐにメインの手帳に貼り付けるようにしている。

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2005/06/13

新リフィル通信 その1 メモリーフ横罫(東急ハンズオリジナル)

 システム手帳のリフィルの中でもっともポピュラーなものが、横罫リフィルだ。 おそらくどんなメーカーでも、 このタイプは用意しているはずだ。ただ、細かく見てゆくと、各社の製品ごとに特徴や個性はある。 今回は、 「メモリーフ横罫」(東急ハンズオリジナル 168円 100枚入り)を紹介しよう。handsyoko 東急ハンズがオリジナルリフィルとして作っているこの製品、罫の幅は6㎜である。また、 罫はややスミの強い点線になっている。一番上と一番下の罫には、縦線を引くためのドットが1㎝間隔でプリントされている。 また、 左上部には、縦0.5㎝×横3.5㎝のタイトル記入欄がある。これは記入後のリフィルを整理するには便利だ。  色のバリエーションも白とクリームをはじめとする5色がある(写真はクリーム)。  このリフィルは、 リング径の小さい薄型バインダーと組み合わせて使うと便利だ。 実はこのリフィル、左端から穴の部分までの長さがやや短い。 たとえばBindexのリフィルと比較すると実に1㎜程度違う。だが、10ミリ程度のリング径のバインダーでは収まりがいい。 ふつうのバインダーで使うと違和感として感じる点は、リング径の小さなバインダーと組み合わせると都合がいいのだ。 逆に、 この種のバインダーでふつうのリフィルを綴じると、左右に綴じたリフィルのリングの内側の部分が重なってしまいめくりにくい。   別項目で紹介するように、薄型バインダーはペンホルダー付きのメモ帳として使うと便利だ。特にバイブルサイズのそれは、 メインの手帳との互換性を保ちつつ、携帯に便利だ。そしてこの東急ハンズのリフィルはその用途に向いている。 100枚入りながらお得な価格であるのも大きなメリットだといえる。

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2005/06/12

新リフィル通信はじめます

 このblogでは、今まではPDAに関する考察や、デジタルとアナログの違い、京大型カードなど、主に筆者のエッセイ的な内容のものが多かった。だが、コクヨのリフィル型フィラーノートの記事には反響が多く、多くのコメントをいただいた。

 そこで、次回から、数回に1回の割合で「新リフィル通信」と題して、システム手帳のリフィルの製品レビューをやってみたい。取り上げるのは原則としてバイブルサイズバインダー用のリフィルとその関連アクセサリー。記入用か収納用かにこだわらず取り上げる。また、便覧的なものもあるだろう。

 この種の情報は、システム手帳の利用歴が長いユーザーにはあまり目新しくないかもしれない。ただ、『一冊の手帳で夢はかならずかなう』などをきっかけに新しくユーザーになった方も読者の中にはいらっしゃる。また、利用歴の長いユーザーでも、新しいタイプのリフィルや、知らないリフィルもあると思う。そこで、このような企画に踏み切るものである。もちろんエッセイ的な記事や提案記事なども今までどおりアップしてゆく。
 ご期待ください。

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2005/06/11

習慣を作るツール

 「手帳で人生が変わるとか夢はかなうとかは絵空事」
 そんな考え方がある。また、「なんでも書いてそのとおりにするなんてまるで手帳の奴隷」てなことが、さる新聞の書評欄で「手帳200%活用ブック」に触れてかかれたことがあった。
 いっけんうなずけそうな論理ではある。だが、そんなことはない。
 このblogを読まれている方ならば、日々経験されているように、手帳は自分の行動やその指針を記すための道具である。もし仮にその“奴隷”になっているとして、それはそんなに不都合なことだろうか。それは、自分の行動指針や予定を、文字にすることで客観的にとらえられる形にし、従っているだけのことではないだろうか。

 そしてまた、手帳は習慣のツールでもある。一日のはじめに目を通し、記入することを通じて、自分の行動を計画し、見直し、展望する。これを毎日することで、自分の行動の見直しが習慣になってゆく。
 「習慣は第二の天性」と言ったのは、数学者のパスカルだった。
 その意味では、手帳とは第二の天性を培う道具なのだ。

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2005/06/10

タイガー&ドラゴン!

♪ ブラウザ開けば Webが見えるから
  そのままniftyの ココログページへ
  あのころみたいに バインダーの手帳で
  おまえ待ってるから 急いでこいよ

  オレのblogを読め 5ネタだけでもいい
  コメントもTBも  どうでもいいから
  おまえの愛した 6穴のリフィルの
  バラエティに抱かれて 泣けばいいだろ~ ハッ!
 


というわけで、CKBことクレイジー・ケン・バンドの
情念の大傑作ナンバーにして、同名テレビドラマの主題歌でもある
「タイガー&ドラゴン!」の替え歌を作ってみました。

ちなみに、舘神龍彦というペンネームは、ずっと使っているもので
この歌とは関係ありません。どちらかといえば、ライオン&ドラゴンかな?

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2005/06/03

内面を客観化するツール

 体成分測定器をご存じだろうか。
 この機械の上に乗りグリップを握ると、自分の体の組成がわかる。体脂肪、筋肉量、水分の割合や、体重と身長から測定された平均体重や筋肉量からの偏差などがプリントアウトされて出てくるのだ。筆者が通っていたフィットネスクラブには、フロアの片隅にこれがあった。会員ならば、二週間に一度ぐらいの頻度でこれを利用して、自分の運動の成果を確認するわけだ。
 体に関するデータを客観化・データ化するためにはこういう方法がある。

 手帳は、いや正確には、最近流行っているフランクリン・プランナーや、熊谷式夢手帳などは、心とか頭/思考を客観化・データ化するためのツールだ。
 自分がなにについてどう考えているのか、どうなりたいのか。こういうことは、機械では計れない。文章として書いてはじめてわかるのだ。

 そして『システム手帳新入門!』をとりあげた2つの新聞記事(毎日新聞2004年12月5日付、日本経済新聞2005年5月23日付)では、二人の精神科医の方がコメントしている。
 毎日新聞では、小西聖子氏は「行動療法みたいだな、と思う。」と書いている。また、日本経済新聞には、和田秀樹氏の「自己改造の強迫観念に突き動かされている人もいるのではないか」との言葉が出ている。

 そして、お二人とも手帳についてややシニカルな見方をしているのは、皮肉な偶然を感じる。いやこれは必然と言うべきか。なぜなら、精神科医はカウンセリングなどを通じてクライアントの内面を視覚化・客観化するプロだからだ。

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