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2005年4月

2005/04/30

スーツとシステム手帳

'06年11月15日 記

 このエントリーは、いったん削除します。ほぼ同様の内容は、「システム手帳の極意」(技術評論社) の第1章7節に収録されておりますので、そちらをご覧ください。なお、同書では、「システム手帳とスーツの不思議な共通点」 という小見出しになっておりますが、正しくは「システム手帳とスーツの共通点」です。筆者である私は、 この2つの共通点には必然性があると考えているのですが、編集時点で間違いがあったようです。

 

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2005/04/19

PDAの終わりとスマートフォンのはじまり

 PDAが終わりつつある。ソニーのPDA“クリエ”終了に象徴されるように、PDAは、いまや過去のソリューションになりつつある。 いや正確には次のようなことだろう。恐竜は進化して鳥になったという説があるが、PDAは、電子辞書やデジタル音楽プレーヤー、 ポータブルゲーム機(PSPやニンテンドーDS)などに進化したのだと。  そして、 PDAに引導を渡したもっとも大きな存在の一つである携帯電話の次の姿が、明らかになりつつある。スマートフォンだ。すでに、 一部好事家の注目を集め、書籍まで登場したノキア製6630(=日本ではボーダフォンの702NK)は、 およそ考え得る限りの使いかたができる。筆者がさわった経験では、お世辞にも使いやすいとはいえなかったが、 iモードしか知らない人が見たら、驚くような機能が多数搭載されている。  それはたとえば、 パソコンで普段使っているプロバイダーのメールアドレスが設定できることであり、 パソコンのOutlookのスケジュールデータとのシンクロであり、Wordの添付ファイルの閲覧機能であったりする。 ボーダフォンの対応する国際ローミングサービスにも対応している。  702NKをスマートフォンたらしめている上記の機能を見て、 一種のデジャヴを覚えるのは筆者だけだろうか。そう、国際ローミングをのぞけばこれらは、かつてPDAが売りにしていたものなのだ。  今後も新しいPDAが、各社から発売される可能性は十分あるだろう。だがそれは、 モバイルグッズ好きの好事家の物欲を満たすことはあっても、多くの人々のニーズに応えるソリューションとはならないように思える。 折しも、 NTTドコモからモトローラ製の新しいスマートフォンM1000が発表になっている。 無線LAN、USB2.0、Bluetoothなどを搭載し、高性能多機能なモデルだ。おそらくこのモデルは、 「ITリテラシーの高い30~40代」に受け入れられるのだろう。“ビジネスケータイ”というキャッチコピーの通り、 携帯機器に実用的な高機能を求める層の何割かは、このようなスマートフォンを利用するはずだ。  筆者が、PHSを今更のように契約して、 改めてわかったことがある。通信業界を含むIT業界は、やはり猛スピードで進化している。 そしてモデムやPHSでネットにアクセスするPDAのような製品はもはや時代遅れなのだ。PHSの新しい形を提案しているウィルコムの製品にもそれは現れている。 ウィルコムの機種は、M1000の特徴のいくつかを先取りしている。それは、通常のプロバイダーのメールが読めることであり、 フルブラウザの搭載である。 その意味では、京ポンは、“プアマンズM1000”と呼べるかもしれない。  いずれにせよ、 PDAは今や完全に過去のものになりつつある。M1000の登場でそんなことを思った。

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2005/04/15

PHS新規契約

 実は一昨日、NTTドコモのPHSの新規契約をしてきた。
 すでにいくつものニュースサイトが伝えているように、同社のPHSは今年の4月で新規契約受付を終了する。その後は約2年ほどでサービス自体を終了するという。PIC_0027
 そんな先の見えないサービスに新規契約したのには理由がある。このところ外出先で、仕事をすることが多いからだ。外出先で使うのはノートパソコンだ。以前は『~新入門!』の表紙にも登場したNECのモデルを使っていたが、つい最近買い換えて、東芝の「DynaBook」を使っている。

 そのDynaBookで、たまのメール送信に使う通信手段が欲しいと思ったのだ。
 ふつうならこの時点で無線LANカードが思い浮かぶだろう。実際、手元には無線LANカードがあり、これを使えば無線LANサービスのエリアならば、インターネットにかなり高速な通信スピードで接続できる。
 だが、筆者の住む藤沢は、あいにく無料の公衆無線LANスポットがあまりない。いや調べるといくつかあるのだが、普段の行動範囲とは微妙に違ったりする。
 かといって有料のサービスを利用しようとまでは思わない。主な用途はメールであり、外出先でWebを常に参照しようとは思わないからだ。

 そこで考えたのがPHSである。幸い筆者は携帯電話のmovaの契約をしている。するとファミリー割引と一年割引を使って、データ通信の一番安いプランなら、月額1680円程度で利用できるのだ。当初は、ウィルコムなども検討していたが、この安さならばと納得して使うことにした次第だ。

 また、そもそもPHSをもう一度使ってみたいと思ったのも理由の一つだ。かつては、PDAや初代VAIO c1などと組み合わせてデータ通信用のプランで使っていた。このときの用途もメールが主だった。だが、iモードでメインアドレスのメールも確認できるようになった(リモートメールなどを利用)ので、解約してしまったのだった。

 だが、今はちょっとしまったと思っている。ドコモの無線LANサービス「Mzone」の月額利用料は、2100円だというではないか。しかも事務手数料はなし。おまけに契約月は無料で使えるらしい。ってことは少なくともPHSの新規契約手数料と月額利用料をあわせた額は、Mzoneの新規契約をした場合と比べて、少なくとも7ヶ月目まではトータルで確実に高くつくのだ。具体的には、5月までにかかる料金は以下のようになる。

・PHS 3150円(契約手数料)+約1000円(1月目日割り額)+1683円(2月目利用料)
・Mzone 0円(契約手数料)+0円(契約当月のサービス)+2100円(翌月からの月額利用料)

しかも無線LANは高速だし、Webもばんばん使える。おまけに最近、筆者の行動範囲内でも、Mzoneが使える場所がけっこうあるということがわかった。筆者のDynaBookでは、利用できるエリアではアイコンがポップアップするのだ。

 でも、PHSは契約手数料も払ってしまった。あとは、FOMA移行時の優待がどれだけあるかだろうか。

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2005/04/14

blogのサブタイトルを変えました

 表題にあるとおり、blogのサブタイトルを変えました。
今までは「妄想機関車または可能性の旅人」でしたが、これだと、私の心意気、みたいなものを表現するのにはよくても、「新入門!」の巻末をみてアクセスしてくださる方にはなんのことだかわからないですよね。

なので、変えてみました。これからもよろしくお願いします。一応、本の表紙なんぞも出しておきます。
hyo

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2005/04/03

手帳は時間軸を模倣する

PICT0007 このところ、PDAと手帳の決定的な違いはなにかを考えていた。
 そして気がついたのが表題の点だ。
 システム手帳(と綴じ手帳)は、ページをめくることができる。現在、文具店の店頭で入手できる製品の大半は、表紙の左側が綴じてあり、左側に向かってページをめくる構造になっている。
 これは、時間の流れの物理的な構造による再現である。前のページは過去であり、後ろのページは未来というわけだ。ページをめくることで、現在とその前後を俯瞰できる。これは、スケジュール記入用リフィルにかぎらない。メモ用のリフィルでもこの順番を意識して使うことができる。
 手帳は時間軸を模倣しているのだ。

 これは、PDAにはない特徴だ。
 PDAは、めくる操作ができない。PDA内蔵のPIMでは、めくられるのではなく画面が時系列で表示切り替えされるが、手帳のページを指先でめくるような自在な感覚はない。それは、ファイルの表示でもそうだ。もちろん表示させるファイルを切り替えることはできるが、ファイルの順番はいかようにも変更できる。換言すれば、変更不可能な絶対的な順序は存在しない。
 PDAではないが、かつてパソコン用のPIMソフトの「ロータス・オーガナイザー」は、手帳のような画面デザインだった。ページをめくるようなユーザーインターフェースが特徴的だったが、あれは時間軸の模倣と言うよりは、“手帳の模倣”というレベルにとどまっていた。しかも当然のことながら操作はマウスやキーボードを介してするわけで、指を使って直接ページをめくる手帳そのものを再現するには至らなかったわけだ。

 ついでにいえば、超整理手帳もめくることはできない。長い期間をいっぺんに俯瞰することを目的に開発されているため、一定期間が一枚の紙に収まっている。それはメリットではあろうが、めくるという手帳の最大の特徴がなくなっているのは、筆者には使いにくく、それゆえ使う気にはならなかった。また、『システム手帳新入門!』にも書いたように、複数項目のメモを同時に保持する機能がない。その点で、システム手帳は、超整理手帳よりも構造的に優れている。

 まあ、それだけといえばそれだけなのだが、綴じ手帳やシステム手帳がよいと感じる人が多いのは、意外とこの辺に理由があるのかもしれない。

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2005/04/01

紙とデジタルデータの違い

PIC_0044 紙とデジタルデータは、どこがどのように違うのだろう。
 以前このblogでも、「紙の瞬発力、デジタルの瞬発力」というタイトルで、紙とデジタルデータの違いを考えてみた。今回は、紙に書かれた手書きのものとデジタルデータの違いを、物理的な大きさや運用方法などの面から考えてみたい。

 まず大きさだ。紙に書かれた手書きのメモは、それ自体として大きさを持っている。リフィルならリフィルサイズ、A4ならばA4のサイズである。改めてパソコンに入力(タイピングorスキャニング)しなければ、大きさは変わらない。余白があれば追記が可能だが、なければ不可能だ。同じテーマの別の手書き情報とは、束ねておいておくか、ひとつのファイルに保存してまとめておく。

 これに対して、デジタルデータには物理的な大きさがない。いや、厳密に言えば、記録されているハードディスクの質量があるのだろうが、それは別のデータやOS、システムファイルなどを含めた重さになる。唯一量といえるのは、ファイルサイズだ。紙の場合と違い、ファイルのサイズは、整理の決定的なファクターにはならない。

 整理の基準になるものも違う。紙の場合、整理されるときに重視されがちなのは、サイズだ。A4ならばA4同士がまとめられる。リフィルはリフィル同士になる。さらに同じサイズの紙の中でも個別のテーマごとにファイルや見出しで分けられることになる。

 デジタルデータの場合、ファイルの整理のキーになるのは、むしろデータの種類である。ExcelかWordか、またはテキストファイルか、PDFか。こういう違いがファイルの整理の一つの基準になる。ファイル整理の基準のもうひとつのものは、キーワードとかテーマとかだ。これは特定のソフトをのぞけば、ファイルそのものに対して属性として設定はできない。それゆえハードディスク内に任意のフォルダを作成し、ユーザーは、そこに同じテーマのものを一元管理しておくことになる。

 そして、紙にかかれた情報とデジタルデータは、互いの形に変化する。
 つまり紙に書かれた情報は、タイプするかスキャニングするかすればデジタルデータになる。その逆にデジタルデータは、印刷されることで紙になる。

 紙→(スキャニングorタイプ)→デジタルデータ
 デジタルデータ→(印刷)→紙
 

このように、相互に形を変えることができるわけだ。そして紙は短期的な参照に向いている。デジタルデータは大量・長期の蓄積と、検索がしやすい。繰り返しになるが、デジタルデータは、編集や複写・送信も簡単だ。

 そして手書きでありながら、デジタルデータにもなるツールがすでに生まれている。
 アノトペンがそれである。

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