手のひらの中の可能性
この記事は、ミスタードーナツのシステム手帳のつづきである。いやはや、2ヶ月前のつづきを今頃書くのは我ながら心苦しい。
さてこの手帳は、前の記事を見ていただくとわかるように、ドーナツチェーン“ミスタードーナツ”のノベルティである。たしか200円で1枚もらえるカードを10枚集めると、この手帳と交換してもらえる。手帳には、バインダー型2種を含む全4種のバリエーションがあり、ここで取り上げるのもその一つである。さっそく(といっても2ヶ月遅れだが、・・・)みてみよう。
・バインダー
オレンジ色のこのタイプは、革風のミシン目が外周をとりまくタイプ(上部写真)。ベルトではなく、ひも状のストラップを巻きつけることで、カバーの表紙部分をホールドする。この構造は、アシュフォードの「REGGIO」シリーズによく似ている。
バインダーの右側には、ペンホルダーがある。ざっと計ったところ直径1センチ程度のペンならば十分させる。
面白いのがバインダーの構造だ。このバインダーはカバーとバインダー本体が組みあわされており、必要に応じてバインダー部分をはずせるのだ。バインダーは、市販のリフィル保存用バインダーによく似ている。これは、カバー部分を交換して使える楽しさがある。
カバー部分の折り返しには、スリットがあり、カードなどを保管できる。
・互換性
サイズは、リング径16㎜程度(計測は甘いです・・)のミニ6穴。上下のツマミを押し下げて、開かれた面には金具メーカー「WORLD WIDE」の名前がある。ミニ6穴サイズなので、BindexやKNOXといったシステム手帳メーカーのリフィルも綴じられる。
・付属アクセサリー
a.ファスナーつきポケットリフィル。メモリフィルよりやや横幅が狭い
b.透明なしおり。11センチのルーラー機能付き
の2点がついてくる。どちらも手帳メーカー製のものなら数百円はするのでこれだけでもトクかも。また、リフィルに貼るためのマークのシールもある。
・リフィル
a.2005年12ヶ月、2006年12ヶ月のカレンダー(見開きで2年分)
b.マンスリーリフィル('05年12月まで)
c.見開き2週間のウィークリーリフィル(同上)
d.メモリフィル(横罫)
e.メモリフィル(表は無地、裏は方眼 いずれもイラストの地紋入り)
f.アドレスリフィル(裏表で10名分×3枚 email欄付き)
手帳としての基本リフィルは以上。これに
g.情報リフィル(「ティーポットカバーの作り方」「アロマケアの方法」など
生活情報的なもの)
f.ミスタードーナツの割引券('04年12月~'05年2月をはじめとし、'05年11月までそれぞれ2ヶ月間有効な券合計8枚)
g.地下鉄路線図(東京、横浜市営、大阪、京都、札幌、名古屋、福岡)
以上がセットされている。パラパラめくっているだけでは気がつかなかったが、なかなか盛りだくさんである。割引券の期間設定もうまい。これでマメに店に通ってもらえるようになっている。しかも割引券がなくなるころには、翌年の手帳のキャンペーンが始まる。絶妙としか言いようがない。
地下鉄路線図に、全国の都市のそれが網羅されているのは、全国の店舗でキャンペーンをやる関係だろう。これはこれで便利かもしれない。
さて、キャンペーンが遙か前に終了したにもかかわらず、この記事を書いたのには理由がある。それは、システム手帳の認知浸透は、今や若年層まで広がっていることだ。
この手帳のサイズがミニ6穴なのは、参入業者の多さが理由だろう。ある手帳メーカーに取材したときに聞いたのだが、ミニ6穴サイズは現在200もの業者、メーカーが参入しているという。実際、キャラクタートイの手帳などもこのミニ6穴規格を使っている。おそらく安く調達できるからと思われる。
そして、彼らが親しんでいる手帳の一つがバインダーの構造を持つシステム手帳であることは、興味深い事実だ。
システム手帳の機能性や使い方、手帳術などは、ミスド手帳のコアユーザーである中高生は知らないはずで、おそらくスケジュール帳としての使い方が中心だろう。だが、現在の手帳ブームと、その中における手帳の扱われ方を考えると面白い。彼らは、手帳に夢を書いたり、自分なりのデータベースを作ったりする可能性を、すでに手のひらの中に持っているのだ。
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