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2005年1月

2005/01/28

手のひらの中の可能性

mrd この記事は、ミスタードーナツのシステム手帳のつづきである。いやはや、2ヶ月前のつづきを今頃書くのは我ながら心苦しい。

 さてこの手帳は、前の記事を見ていただくとわかるように、ドーナツチェーン“ミスタードーナツ”のノベルティである。たしか200円で1枚もらえるカードを10枚集めると、この手帳と交換してもらえる。手帳には、バインダー型2種を含む全4種のバリエーションがあり、ここで取り上げるのもその一つである。さっそく(といっても2ヶ月遅れだが、・・・)みてみよう。

・バインダー
オレンジ色のこのタイプは、革風のミシン目が外周をとりまくタイプ(上部写真)。ベルトではなく、ひも状のストラップを巻きつけることで、カバーの表紙部分をホールドする。この構造は、アシュフォードの「REGGIO」シリーズによく似ている。
バインダーの右側には、ペンホルダーがある。ざっと計ったところ直径1センチ程度のペンならば十分させる。
 面白いのがバインダーの構造だ。このバインダーはカバーとバインダー本体が組みあわされており、必要に応じてバインダー部分をはずせるのだ。バインダーは、市販のリフィル保存用バインダーによく似ている。これは、カバー部分を交換して使える楽しさがある。
 カバー部分の折り返しには、スリットがあり、カードなどを保管できる。

・互換性
 サイズは、リング径16㎜程度(計測は甘いです・・)のミニ6穴。上下のツマミを押し下げて、開かれた面には金具メーカー「WORLD WIDE」の名前がある。ミニ6穴サイズなので、BindexやKNOXといったシステム手帳メーカーのリフィルも綴じられる。

・付属アクセサリー
 a.ファスナーつきポケットリフィル。メモリフィルよりやや横幅が狭い
 b.透明なしおり。11センチのルーラー機能付き
 の2点がついてくる。どちらも手帳メーカー製のものなら数百円はするのでこれだけでもトクかも。また、リフィルに貼るためのマークのシールもある。

・リフィル
 a.2005年12ヶ月、2006年12ヶ月のカレンダー(見開きで2年分)
 b.マンスリーリフィル('05年12月まで)
 c.見開き2週間のウィークリーリフィル(同上)
 d.メモリフィル(横罫)
 e.メモリフィル(表は無地、裏は方眼 いずれもイラストの地紋入り)
 f.アドレスリフィル(裏表で10名分×3枚 email欄付き)

 手帳としての基本リフィルは以上。これに
 g.情報リフィル(「ティーポットカバーの作り方」「アロマケアの方法」など
 生活情報的なもの)
 f.ミスタードーナツの割引券('04年12月~'05年2月をはじめとし、'05年11月までそれぞれ2ヶ月間有効な券合計8枚)
 g.地下鉄路線図(東京、横浜市営、大阪、京都、札幌、名古屋、福岡)
 
 以上がセットされている。パラパラめくっているだけでは気がつかなかったが、なかなか盛りだくさんである。割引券の期間設定もうまい。これでマメに店に通ってもらえるようになっている。しかも割引券がなくなるころには、翌年の手帳のキャンペーンが始まる。絶妙としか言いようがない。
 地下鉄路線図に、全国の都市のそれが網羅されているのは、全国の店舗でキャンペーンをやる関係だろう。これはこれで便利かもしれない。

 さて、キャンペーンが遙か前に終了したにもかかわらず、この記事を書いたのには理由がある。それは、システム手帳の認知浸透は、今や若年層まで広がっていることだ。
 この手帳のサイズがミニ6穴なのは、参入業者の多さが理由だろう。ある手帳メーカーに取材したときに聞いたのだが、ミニ6穴サイズは現在200もの業者、メーカーが参入しているという。実際、キャラクタートイの手帳などもこのミニ6穴規格を使っている。おそらく安く調達できるからと思われる。

 そして、彼らが親しんでいる手帳の一つがバインダーの構造を持つシステム手帳であることは、興味深い事実だ。
 システム手帳の機能性や使い方、手帳術などは、ミスド手帳のコアユーザーである中高生は知らないはずで、おそらくスケジュール帳としての使い方が中心だろう。だが、現在の手帳ブームと、その中における手帳の扱われ方を考えると面白い。彼らは、手帳に夢を書いたり、自分なりのデータベースを作ったりする可能性を、すでに手のひらの中に持っているのだ。

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2005/01/26

PDAについて 再論

 先にPDAはどこへゆくでPDAについて仮説を述べた。 これはそのつづきだ。  PDAは、今や浸透・拡散したのではないだろうか。前述のコラムでも述べた様に、 PDAの各種機能は単機能の小型機器にお株を奪われる歴史だった。これは同時に、PDAが、単機能に進化したといえなくもない。 PDAが、 個人ユーザー向けの商品としては失敗した原因の一つは、わかりやすい利用目的を打ち出せなかったことだろう。多機能でなんでもできるが 「ソフトなければただの箱」と呼ばれたパソコンは、 Web/メールといったインターネット接続を前提とした機能によって人気を集め、 普及した。  そしてPDAには、こういう、わかりやすい機能が欠けていたのだと思える。たしかに、すぐにタイピングできたり、 音声メモがとれたり、辞書をひけたり、 MP3プレイヤーとしても使えたりするのは便利ではある。だが、 それぞれの機能に特化した単機能な製品には、性能でも操作性の点でも対抗できないだろう。  逆に言えば、PDAは単機能の小型機器に “進化”したのだ。デジタル音楽プレーヤーや、電子辞書、メール端末としての携帯電話などは、完全に市民権を得ている。これらは、 いわば使いやすく、わかりやすくなったPDAなのだ。ただ、単機能であるがゆえPDAとは呼ばれない。 またユーザーもPDAだとは思っていないだろう。だが、これらの機器が持っている、デジタルな小型機器の利便性は、間違いなく、 かつてPDAが体現しようとしていたものだと思えるのだ。  現在のPDAの可能性については、改めて書いてみたい。

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2005/01/07

Mobile PRESS 2005年 冬号

 Mobile PRESS 2005年 冬号」が、昨年12月に発売になっている。この号の書籍紹介ページには、「システム手帳新入門!」の紹介記事が掲載されている。そして同じページのすぐ上には「手帳200%活用ブック」の紹介がある。

 このblogを見てくださっている方の中にはご存じの方もいらっしゃると思うが、この雑誌はこの号で休刊である。1997年に月刊でスタートしたときには私も執筆する機会が何度かあった。
 その後1999年には、季刊にリニューアルされ、同時にPDA中心の情報誌になったようだ。 休刊の号に、手帳をテーマとした2冊の本が紹介されているというのは、なんとも象徴的だ。この号には、レギュラーの執筆者たちによるPDAへの追悼文とでも言うべきものがいくつも掲載されている。

 PDAはどこへゆくに書いたように、PDAは、登場当初、いやその起源ともいうべきNEWTONの誕生時と比べると、機能性能ともに大幅に拡大した。だがその存在感や、必然性は、機能や性能とは反比例している様な気がするのは私だけだろうか。
 現時点の動きだけを見て、PDAに“脳死宣告”をしてしまうのはいささか早計に過ぎると私は思う。このPDAの可能性については、追ってこのblogでも考えていきたい。

 ちなみに月刊時代の1997年12号には、私が考案した、モバイルアウトドアゲーム“ネットワーク・フォックス・ハンティング”の紹介記事が載っている。もしお手元にお持ちの方がいらっしゃったらご覧ください。今見てもそれなりに面白いです。もしできればもう一度、形を変えてやってみたいと思っていたりもします。

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2005/01/03

夢賀状

 blogをみてくださっているみなさん。
 あけましておめでとうございます。
舘神龍彦をことしもよろしくお願いします。

 さて、昨年末、年賀状を作っている最中にひとつ気がついたことがある。
 私の年賀状はここ数年、組み写真を使っている。海外旅行の写真や私生活の大きなイベントの写真を組み合わせて、年賀状や暑中見舞いをつくっている。

 2005年用は仕事とプライベート用の2種類を作ったのだが、昨年の自分の賀状を参考のために見返してみてちょっと驚いた。

 江ノ島や江ノ電など私の住む近所の風景に組み合わされた私のポートレイトにはなんと手帳が写っているのだ。この年賀状を作成したのは、2003年の年末である。当時は、「パソコンでムダに忙しくならない50の方法」の企画が決定したばかりのころで、その準備しか頭になかった。撮影したときは、特に深い意味もなく、自らの意気込みのシンボルとか、アナログなものへの回帰宣言という程度の意味しか考えていなかったのだ。

 そして、読者のみなさんもご存じのとおり昨年の後半には「システム手帳新入門」を書くことになった。

 これは偶然ではないと思う。

 上記の事実に即して無理矢理仮説を立てるのなら、私の2004年の賀状は、いわば“夢賀状”だったのだ。
 一枚の年賀状で夢は必ずかなう。
年賀状に、新年に自分がやりたいイメージを出しておけば、それは叶う。これはひょっとしたらそういうことかもしれない。

 そんなふうに思った私は、仕事用の年賀状に「舘神龍彦 2005年の誓い」として、6項目を列記した。その6項目がなんであるかは、仕事の中で追々明らかにしていきたいと思う。

 ちなみに2004年の賀状に使ったのは、「~新入門!」のカバー折り返しに使っている写真と同じものです。トリミングされているのでわかりにくいかもしれませんが、画面右端にシステム手帳がちょっとだけ写っています。

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