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2004年12月

2004/12/27

ウィークリーリフィル考察

 ウィークリーリフィルは、以下の2つに大別できる。
A 見開き2週間
B 見開き1週間

 この2タイプは、利用する際に以下のようなメリットデメリットがある。
まずAは見開きでほぼ半月(2週間)を一望できる。また、リフィルのトータル枚数が少なくて済む。これは収納力が大きくない、リング径の小さなバインダーでは大きなメリットだ。反面、記入欄の絶対的なスペースが小さい。また、特に左ページに記入する場合、どうしてもリングの脇のスペースには記入しにくい。基本的なレイアウトは、左ページに日付が縦に並び、右ページは罫か無地というパターンだ。
 Bは見開きで1週間しか概観できないが、記入スペースは大きい。ただリフィルのトータル枚数は多くなる。

 Bはさらに、
a. 左ページに日付、右ページにメモ のタイプ
b. 左右ぺージに日付を振り分けたタイプ
そしてb.の中でも特殊なタイプとして
c. 縦に長い1日の記入欄が横に7日分ならび、縦に時間軸を設けたタイプ
 の3つに分類できるだろう。

 a.は一週間の目標やTASKリストなどを右のメモページに列記する場合に便利だ。だが、1日の記入欄がやや小さい。1日ごとの予定を記入するにはあまり向いていない。
その点b.は、週全体の事柄を列挙して記入するのには向かないが、1日1日には十分な記入欄が確保されている。
 そしてc.(いわゆるバーチカルタイプ)だ。クオバディスの手帳のフォーマットとしても有名なこのタイプは、時間軸に沿って予定を記入することで、一週間のうち、いつ頃が忙しいのかを一目で視覚的に把握できる。これは他のタイプにないメリットといえる。反面、記入欄はTASK、予定中心になる。反面、週全体にまたがる覚え書きや、1日ごとのメモなどの記入には向かない。

 ウィークリーリフィルについてざっと考えてみた。筆者が来年用に用意したのは、b.のタイプだ。やはり1日の記入欄が大きいのがよい。1日ごとの予定はデイリーリフィルで管理する。一週間の予定を概観するにはこのタイプが一番便利だと思う。

念のために、Bindex、KNOX各社のバイブルサイズリフィルを見られるページを以下に記しておく。ご参考まで。

Bindexのバイブルサイズリフィル一覧

KNOXのバイブルサイズリフィル一覧

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2004/12/21

紙の瞬発力、デジタルの瞬発力

 アイデアを書き留めるにはメモを使う。そしてメモをとるのには、紙とデジタルの2種類の方法がある。前者は手帳やメモ帳、後者はノートパソコンやPDAだ。
紙とデジタルにはそれぞれ別の種類の瞬発力が備わっている。それを考察しよう。

 紙の瞬発力とは即座に記入できることだ。
 手帳、メモ帳を筆記具とともに常に携帯しておけば、いつでもメモがとれる。文字だけでなく簡単な図もフリーハンドで記しておける。パソコンやPDAのように、電源を入れてソフトを起動してといった手間なく、思いついた次の瞬間に即座にメモがとれるのは、紙ならではのメリットだ。キーボードからのタイプによる高速入力などは望むべくもないが、誤変換などになやまされることがないのもいい。もっとも、慣れないうちは、漢字がわからず不本意なままひらがなで書くこともあるが。
 ただ、不思議なことに手書きを続け、私は手帳を使い続けるうちに、忘れていたはずの漢字も書けるようになっていったこともつけくわえておきたい。

 デジタルにも瞬発力がある。それは、メールなどによる伝達と送信だ。入力の準備こそ手間がかかるが、パソコンやPDAに入力した情報は、通信回線やデータ通信カードなどが装着されていれば、離れた場所にいる第三者に即座に送信できる。こればかりは紙が逆立ちしても絶対にできない。
 タイピングのスキルがあれば、入力もそれなりに早い。IMEの辞書をきちんと育てておけば(学習機能を使ったり、単語登録をしたり)、入力に伴う誤変換などは最小限になるだろう。ただ、PDAの場合、特に最近の機種は入力しやすいフルキーボードを持った機種が少ない。確かにSONYのクリエにもSHARPのザウルスにもキーボードはあるが、あれで快適に入力できるとは思えない。せめてかつてのモバイルギア/モバイルギア2(NEC)とはいわないまでも、シグマリオン(NTTDoCoMo)程度のサイズを持ったキーボードが欲しいところだ。

 このようにメモ一つとっても、紙とデジタルはメリットが異なるのだ。

 というわけで、今回はお二人の方から要望があった「I 紙の瞬発力、デジタルの瞬発力」について書いてみました。次回は、時期的に今やらないとマズイであろう、「E ウィークリーリフィルの考察」をやります。お楽しみに。

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2004/12/17

今後の記事の予定

 新書発売から不定期に更新してきたこのblogだが、まだまだネタがたまっている。中には後回しにして、時期を逃してしまった様なものもある。
 以下に今後のネタ候補の一覧をあげておくのでご参考まで。「このネタが読みたい」とか、「これはすぐに読みたい」など、希望があったらコメントしてもらえると助かる。
よろしくお願いします。

A ミスドスケジュールン2005 レビュー
  手帳の構成、オプションなど

B コクヨ メモリフィル 紹介と考察
  JMAM JBR-002との比較も

C 成功と手帳
  熊谷氏、「貧しいリチャードの暦」などとの関係

D 手帳のワークブックとしての可能性

E ウィークリーリフィルの考察

F ASHFORD ペンホルダーの紹介

G Bindex バインダーレビュー
  私があらたに購入したバインダーの紹介

H リフィル1枚1件主義を見直す

I 紙の瞬発力、デジタルの瞬発力

J 探書手帳/読書カレンダーを考える

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2004/12/11

3刷決定!

 『システム手帳新入門!』の3刷が決定した。9日午後に、岩波書店から連絡があった。
 
 思えば、この本の企画がスタートしたのは5月ごろである。私の岩波書店における前著『パソコンでムダに忙しくならない50の方法』が終わってしばらくしたころだった。、担当編集者に何となく提案し、企画書を送ったのが最初だった。当時はまだ手帳ブームなどもなく(なにしろ5月だ)、全く確信のないまま、提案したのだった。

 そのころ、「システム手帳」なんていうのは、なんだかバブルオヤジの生き残りみたいで恥ずかしい感じすらあった。だが、私は手帳に可能性を感じていた。同時に、自分の勘だけを頼りに、誰もノーマークのテーマについて本を書いてみたかった。そういうバカなことをやってみたかったのだと思う。誰もやらないならやってやれ!

 何しろ私は“妄想機関車”である。おそらくこの時点で今年の年末にこれだけ手帳の本や手帳を扱った雑誌が登場することを予想した人はいなかっただろう。私も予想すらしていなかった。
 この企画、当初は担当編集者は難色を示していた。だが、社内の40代男性編集者の『メモ術じゃない形で手帳をテーマにするならシステム手帳しかないでしょ』という声があって納得したようだ。そうやって編集部内でのGOサインがでたのが、6月上旬だった。伊東屋やJMAMに取材をしたりする中で、熊谷氏の著作の存在を知り、「手帳200%活用ブック」が10月に刊行されることを知ったりしたのは、夏頃だっただろうか。

 内容的には紆余曲折もあった。また、当初は“ガンダムエイジからちょい不良オヤジまで、手帳を使うすべてのビジネスマンに捧げる”なんてコピーまで考えていた。もっともこれは、岩波書店側から却下されたのだが。

 ともあれ、みなさんにご支持いただいたことを励みに今後とも手帳に関わっていきたい。
これからもよろしくお願いします。

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2004/12/10

前略 小西聖子様

 はじめまして。舘神龍彦です。
このたびは、私の『システム手帳新入門!』を2004年12月5日付け毎日新聞の書評欄で取り上げていただき、まことにありがとうございました。
 小西様のお名前は、テレビ番組に精神科医として出演なさったことで存じ上げておりましたが、まさか私の著書をあのような形で、お目通しいただき、また評価していただく日がこようとは夢にも思いませんでした。

 小西様が文中でも書かれておられるように、また、私が第4章で触れたように、現代では電話番号は携帯電話に収まり、地図や時刻表はインターネットへとアクセス先が変わっています。その意味では、小西様はまさに私が想定していたような利用者であり、「永年優良使用者」としてほめるのにやぶさかでありません。もっとも私のようなものが小西様をほめるなどとはおこがましい気はしますが。

 また、『創る使う変わる3KM手帳革命』や『一冊の手帳で夢は必ずかなう』などの本がベストセラーになる理由について触れられているくだりは、私が本文中のコラム3で書いた事柄の別の面からの分析なのではと思い至り、非常に興味深く読ませていただきました。

 このたびはありがとうございました。また小西様に喜んでいただける著書を書くべく精進したいと思っております。では失礼します。

敬具

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2004/12/09

諸々ご連絡

 まず、オフ会の件だが、メールやコメントなどでいろいろと問い合わせをいただいてい
る。思ったよりも反応がいいという感じだろうか。
 ただ、当初の予定である12月中旬というのは、この段階ではなかなか難しいと思う。
なので、希望者がある程度集まった段階でもう一度考えたい。

 それから、12月5日付け毎日新聞に『システム手帳新入門!』が紹介された。
これについてはまた日を改めて記事を書きたい。

 そして今日は、ドラマ「黒革の手帖」の最終回だった。米倉涼子演じる原口元子が使
っていたリフィルはBindexだった。やれやれ。

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2004/12/04

今手帳がいる位置

 手帳は今、かつてない位置にいる。
 具体的には、以下の要素がクロスオーバーした位置にいると思われる。
1.スケジュール管理の道具
2.情報整理の補助ツール
3.発想法の手段
4.文房具趣味の対象
5.成功哲学の実践のツール

 ビジネスマンにとって手帳はおそらく、1.とか2.の用途が多かったはずだ。また、3.は手帳と言うよりはむしろ京大カードにそのルーツを求めることができる。本書でも触れた様に、システム手帳は情報カードの系譜に属してもいる。またメモとしてもつかうと考えれば、3.の役目は現在でも大きい。

 4.は「考える技術書く技術」(板坂元 講談社現代新書)から、「文房具を楽しく使う ノート・手帳編」(和田哲哉 早川書房)に至るまで連綿と続いているひとつの流れだ。
 そして5.だ。言うまでもなく、本書の第4章で触れたような、熊谷正寿氏の例の著作でブレイクした新しい手帳の使い方だ。

 というように手帳は今、実に複雑な要素を内包したツールになっているわけだ。
 これだけいろいろな要素を詰め込めるのは、システム手帳以外には無理だろうな。

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2004/12/02

読者の皆様へ

  私がシステム手帳を再び使い始めた経緯は、あとがきに書いたとおりだ。その意味では、この記事のトラックバック元になっている方が、「システム手帳ならばあと20年は~」とblogで書かれているのは、まさにその通りだと思う。
 ただPDAとの比較に関する考察を本書で書かなかったのは、この本が手帳の本だからだ。手帳を使う人をメインの対象ととらえているために、PDAとの比較については、さほど触れなかった。また私のblogの過去の記事「PDAはどこにいく」は、がページ数の関係から収録されなかったこともあり、PDAそのものがもはや好事家のアイテムになっていることもあって触れなかったのである。

 また、「実際にどう使っているのか」については、この本の新書という性格も考慮してあまり触れなかった。せいぜい筆者が選ぶリフィル程度にとどめたのは、この本がある程度長く流通することをふまえてのことではある。
 実際、ユーザー事例を載せる案も企画段階ではまだあったのだ。だが、そういうものは、十数名ぶんの例がプロフィールや詳細なインタビューとともに掲載されて初めて普遍性を持つことになる。そして今回の本では、それにページを割くと、肝心の入門編や、第4章などの内容を伝えるページ数がたりなくなるだろうと考え、この構成にしたのだ。同様に、第5章についても、システム手帳の使い方の新しい潮流の紹介という方針で構成してある。

 他人が手帳をどう使うかは、特にシステム手帳を使う様な、道具の選択に自覚的な人ならば関心が高いだろう。そういう仕事も機会があればやってみたいとは思っている。

 とはいえ、今回のトラックバックの記事の方を始め、読者の方の反応はとてもうれしいものだ。励ましや賛意ほど書き手にありがたいものはない。
 本書について、書名や価格が表示されていて、かつ多くのアクセスが集まる場所で、匿名でネガティブなことを書く方もいらっしゃる。そういう中でのみなさんのコメントやトラックバックは、大きな力になり今後の励みにもなるのだ。
 というわけで、私は手帳とみなさんのために、今後も励みたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

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2004/12/01

リング径20㎜のバインダー求む

 バインダーを買いかえようと思っている。
 条件としては以下の点。
 まず、リング径は20㎜。金具はクラウゼが望ましいが、それ以外でもいい。
 バインダーの内側のポケットは極力シンプルなもの。カードケースなどはほとんど使わないので付いていなくてもいい。紙を折りたたんではさめる大きなポケット程度のシンプルな作りが望ましい。
 バインダーの素材は革。色は青がいい。

 こういう条件に合致するものが意外と見つからない。伊東屋や東急ハンズなどに何回も足を運んでいるのだが。唯一この条件に近かったのは、Bindexのとあるモデル。だが、色は黒か茶でいかにもビジネスマン仕様。質実剛健なのはいいのだが、ちょっと遊び心に欠ける。

 というわけで、このblogをごらんのみなさん、もしいいバインダーがあったら、紹介されたし。よろしくお願いします。

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